つかさ「こんにちは、柊つかさです」
つかさ「vipでの続きを書くね~」
つかさ「シャブもコカインも決めちゃったことだし」
つかさ「どんどん脳みそ擦り減らしてがんばるぞ~」
つかさ「みんなはこうならないようにね~、えへへへへ」
つかさ「覚せい剤って気持ちいいなぁ~」
013 名前:
の654の続きを書きます。
内容はつかさが小野にお店を紹介してもらったところから。
016 名前:
つかさ「えへへ~、だいちゃんはいつも私の事を助けてくれるね」
つかさ「そのお友達にも迷惑にならないように頑張らなきゃ、私ドジだから」
小野「えらいね、その意気だよ」
小野「店長さん、見た目はちょっと強面だけど、ホントはとっても優しいお兄さんだから心配しないでね」
つかさ「うん!」
小野「あ、そうそう、それからね……これはここだけの話だけど」
小野「彼も随分シャブに嵌ってるみたいでさ……お仕事頑張った子にはこっそりシャブをプレゼントしてあげてるそうだよ」
つかさ「えっ!ホント!!?」
小野「だからつかさちゃんも頑張ってね」
つかさ「うん!私頑張る!頑張るよ!」
035 名前:
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
小野「というわけで、つかさちゃんの事はよろしく頼んだよ」
店長「…………クッチャ…クッチャ」
つかさ「…………」
つかさ「(ぅぅっ……だいちゃんの言ったとおりだ、なんだか怖そうな人だよぅ)」
つかさ「(さっきからずっとガム噛んでるし…………なんだか不安になってきた)」
小野「じゃあ僕はそろそろ帰るから、つかさちゃん、後は頑張ってね」
つかさ「あっ……だいちゃん、待って」
バタン
つかさ「(ぁぅ……帰っちゃった)」
店長「おい、こっちに来い、ここのルール説明すっから」クチャクチャ
041 名前:
私は店長に奥の部屋へと連れて行かれました……が……その異様な光景に思わず息を詰まらせてしまいました。
そこは六畳ほどの狭い部屋で、私と同じくらいかそれより少し若いくらいの女の子が4人いました。
私が部屋に連れて来られても女の子達は全然興味が無いといった様子で、黙々と漫画を読んだり、テレビゲームをしたり
毛布に包まって寝ていたりしていました……。
店長「食事は一日二回だ、ベッドは無いから寝たくなったらそこの毛布に包まって寝ろ、あと風呂は使用禁止だ」
店長「シャワー浴びたけりゃ出張先のホテルで借りろ、生理用品は押入れの中のを勝手に使え、あとトイレはr」
店長は噛んでたガムを吐き出すと、とても早い口調でルールを説明しました。
途中言葉使いが早すぎて聞き取れない箇所もありましたが、聞き返したら怒られそうだったので理解しているふりをしました。
ここは何をする場所なのでしょうか?この女の子達はどこから来たのでしょうか?
みんな同じ部屋で暮らしてるのにどうして誰一人会話をしようとはしないのでしょうか?
私の心に一抹の不安がよぎりました。
047 名前:
店長「もしもし『シスターウォーズ』です」
店長「あ、どうも~、いつもお世話になってます、えぇ~」
店長「いやぁ、ごめんなさい、長門ちゃんはいま体調を崩しておりましてぇ~」
店長「替わりに新しい子入って来てますよぉ~、ええそうなんです、処女なんですよぉ~」
店長「可愛いですよぉ~オススメです、あ、フィストはまだ出来ないんですよぉ、新人さんなんでねぇ~」
店長が玄関で誰かと電話をしています、口調からしてお客さんでしょうか?
新しい子って……ひょっとして私の事?
難しい言葉がいっぱい出てきて何の話をしているのかよく分かりません。
店長「基本コース120分に本番中出しとAFのオプションですね? わかりましたぁ~、いつもありがとうございます~」ガチャッ
070 名前:
店長「おい、さっそく指名が来たから支度しろ」
つかさ「……えっ、しめい?」
店長「さっさと支度しろ!!」
つかさ「……は、はいっ!」
私は店長に言われるがままに服を着替え車に乗せられました。
これからこの車でお客様との待ち合わせ場所へ向かうそうです。
店長は店番があるとかで事務所に残り、代わりに別の店員さんが車で連れて行ってくれました。
運転中の店員さんは一言も話しかけてくれず、車の中は重苦しい空気が漂っていました……。
つかさ「(仕事は初めが肝心って言うし……不安だけどがんばろう)」
つかさ「(だいちゃんに紹介してもらったお店だもんね……はやく一人前にならなきゃ)」
080 名前:
店員「お待たせしました~、ご指名いただきましたつかさちゃんです」
つかさ「柊つかさですっ、は、始めましてっ」
客A「よろしくつかさちゃん、礼儀正しいね、さすが新人さん」
客B「へぇ~、けっこう可愛いじゃん?堀北系?この店この手の娘多いよなァ」
客C「処女とかマジどうでもいい、フィストできる奴いねぇのかよ?」
私達が到着した待ち合わせ場所……そこは人気のない河沿いの大きな橋の下でした。
きっとこの大柄な三人の男の人が店長と電話していたお客さん……。
三人とも髪の毛を編みこんでいたり、スキンヘッドだったり、ダボダボの服を着ていたり、少し怖そうな面持ちの人たちでした。
……人を見た目で判断するのは良くないけど、こういう人たちのことを不良っていうのかなぁ?
私が通っていた学校にはいないタイプの人たちでした。
099 名前:
私はお客さんたちの車に乗せられて、別の場所へと連れて行かれました。
連れてこられた場所はどうやら人里はなれた場所にある古いホテルのようです。
看板や入り口には無数のネオンが飾ってあって、ピカピカと派手に光っていましたが、
建物が古いせいか、外壁のところどころにシミやヒビがはいっていて……どこか物悲しいふいんきが漂っていました。
私達四人はホテルの入り口で鍵を貰い、鍵の番号の部屋へと向かいました。
客C「きったねぇ~ホテルだなァ、なんかクセーし」
客A「文句言うなよ、ここしか安いところ無かったんだよ」
客B「で、順番どうするんだよ、なぁ? 中出しのオプションつけたの俺だからな?分かってるよな?」
つかさ「…………」
客C「取り合えず女、脱げよ」
つかさ「……………………えっ」
108 名前:
つかさ「あ、あの、脱ぐって……」
つかさ「……………服を……ですか?……」
客C「はァ?決まってんだろそんなもん?ナメてるのか?」
つかさ「……ひっ」
つかさ「…………あ、あの、…………どうして服を?」
客C「……なんだこいつ?」
客B「もう剥いちまおうぜ!」
客A「おい、ちょっと待てよ…………ひょっとしてこの子、店から何も聞いてないんじゃないのか?」
118 名前:
客C「はァ?知るかよ、んな事マジどうでもいい」
客B「どっちにしろヤるんだから気にしなくていいじゃん」
客A「いや、何年か前もいただろ、ここの店の子で……何も聞かされずに来てパニックになった子」
つかさ「(……何の話をしてるんだろう)」
134 名前:
客B「ああ、あの泡ふいた娘か、あれはキモかったなぁ」
客C「え?俺全然気にならなかったんだけど?むしろ苦しんでくれたほうが興奮しね?」
客A「……俺ああゆうの好きじゃないんだよ、なんかレイプしてるみたいで」
客B「未成年とヤってる時点でレイプだろうが、綺麗ごと言うなよ」
客C「……あ~ぁ、冷めるわ、こーゆー奴」
つかさ「…………」
147 名前:
客A「取り合えず説明くらいしてやろうよ……なぁ」
客B「…………」
客C「……好きにしろよ、もう」
つかさ「…………」
客A「つかさちゃんだっけ?……今日ここに何しに来たか分かる?」
つかさ「…………」
客A「なんにも聞いてないのか?」
つかさ「……はい」
客A「やっぱりな」
167 名前:
客A「ここがホテルなのは知ってるよな?ダブルベッドがあって、天井は鏡張りだ」
客A「ガラス張りの風呂はボタン一つでバブルバスになる………もうわかるだろ?」
つかさ「…………」
客A「ここはラブホで……君は俺達三人に抱かれるためにここに来たんだ」
客A「俺たちも君の店に金を払ってる、もう契約済みだ」
つかさ「…………」
客A「処女なんだってな、……きっと初めは痛いだろうし、……ショックだと思うけど」
客A「俺達も金を払ったからには引き返すわけにはいかないんだ………………気の毒だが諦めてくれ」
つかさ「…………」
188 名前:
そのとき私は…………なせか…………とても前にお父さんに読んでもらった古い物語を思い出していました。
私がまだ小さかった頃、私が理解しやすいようにお父さんが一言一言丁寧に読んでくれたお話。
……イカロスの翼の物語。
イカロスのお父さんは自分とわが子に蝋と鳥の羽で作った大きな翼を与えました。
狭い塔を抜け出し…………二人で自由な大空へ旅立つために。
お父さんは息子のイカロスに言います。
『イカロスよ、空の中くらいの高さを飛ぶのだよ……高く飛ぶと、太陽の熱で翼が溶けてしまうから』
二人は飛びました。
農作業中の人々や羊飼いたちが彼らの姿を見て、神々が空を飛んでいるのだと思いました。
しかしイカロスは調子に乗ってしまった……父の忠告を忘れ、高く、高く飛んでしまいました。
好奇心旺盛なイカロスは、太陽に近づきすぎたために翼の蝋が溶けてしまい
……そのまま大海原へと落ちてしまったのです。
つかさ「…………グスッ……グスッ……ううっ……………………いっ、痛いっ!」
つかさ「…………痛い痛い痛い痛いっ!!やめてぇええええ!!!」
216 名前:
客C「ピーピー泣くんじゃねぇこのタレがァ!」
バシーーーーン!!
つかさ「うああっ、ご、ごめんなさいっ、ごめんなさいっ、ごめんなさいっ」
客C「黙ってケツ振ってろ!!」
つかさ「………………っ…………たぃ……………」
つかさ「…………………………グスッ…………ヒグッ……」
ギシギシ……
ギシギシ……
241 名前:
…………私、きっと、バチが当たったんです。
…………友達や家族の忠告を聞かず……………大空高く飛んでしまったから。
…………だから…………私は…………………きっと、神様に翼を焼かれてしまったんだと思います。
客A「ほら、出すから全部飲めよ」
つかさ「……んぐっ!?………んっ…………んんっ…………………………」
客B「こいつ濡れ悪すぎ……チンポいてぇよ」
客C「おい!ケツ浮かせるんじゃねぇ!!ちゃんと腰落とさねぇか!!」
つかさ「……………んん゙っ…………ん゙ん゙っ…………ん゙ん゙っ…………」
つかさ「(…………助けて…………苦しいよ…………助けて)」
257 名前:
身体中が痛い……おなかも……口も……喉も…………まるで焼けた鉄の棒を身体中につっこまれたみたい…………
いったいどれくらいの時間がたったのだろう…………三人の男の人が代わる代わる何度も何度も…………
まさかこんな苦しみがこの世にあったなんて…………
だいちゃんは知ってて私をここへ送ったの?…………こんな地獄のような場所へ…………
きっと私は死んでしまう…………殺されてしまうんだ…………
ごめんね…………ゆきちゃん…………お姉ちゃん…………ふたりとも正しかったよ…………
私…………本当は一人じゃ何も出来ないくせに…………生意気なことばかり言って…………
…………ごめんね…………みんな…………ごめんね…………
278 名前:
店長「初接客お疲れ、報酬やるからこっちこい」
つかさ「……………………はい」
さんざん嬲り者にされた後、私は解放され……もといたアパートへ戻されました。
半日は犯され続けていた気がしたけど……時計を見るとたった2時間しか経っていませんでした。
これからもずっと続くのかな?…………こんな地獄が。
腰が壊れて歩けなくなった私に店長が肩を貸して奥の部屋へと連れていってくれました。
血が私の足を伝ってポタポタと床にシミを作りました……
295 名前:
店長「これはピル(避妊薬)だ、取り合えず飲んどけ」
つかさ「……………………はい」
店長「次だ、腕をだせ」
つかさ「…………えっ」
店長はそういうと静かに私の腕に注射針を刺しました。
はい、その通りです、それは紛れも無く私の大好きなシャブでした。
シャブのハイが私の身体を駆け巡った瞬間……スッと身体中の痛みが消えました。
……同時に心の痛みも。
私はきっともう帰れない……携帯も没収された……このままずっとこの場所で……こうして死ぬまで働かされ続けるのでしょう。
でも、今はそんな難しいことを考えるのはやめよう……
今はただ……この心地よいハイを……少しでも長く……味わいたいから……
306 名前:
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
店長「つかさ、指名だ、準備しろ」
つかさ「……はい」
あれからどれくらいの月日が経ったのでしょう。
私はあの後何人ものお客様の相手をしました……それこそ朝起きてから夜寝るまでの間に……何人も何人も。
色々なお客様がいました、怖い人、優しい人、暴力的な人、刃物を使う人、縄で縛るのが好きな人、私の排泄物が好きな人。
最初は痛くて怖くて苦しくて……何度も死のうと思いました。
けど日にちが経つにつれ痛みは我慢できるようになり……ご褒美のシャブを生きがいとして頑張れるようになりました。
一般的にシャブをやると性欲が増してセックスが気持ちよくなると言いますが
私の場合、シャブを入れた後でもお客様からされる行為を気持ちいいと感じることはありませんでした。
ただ……少しだけ苦痛が和らぐので……そのぶん気持ちが楽になる程度でした。
お前ら「ハァハァハァ…………出すよ!つかさちゃん!中に出すよ!」
つかさ「……………………」
お前ら「いくぅ!いっくううううううう!!!!」
つかさ「……………………」
351 名前:
店長「つかさ、いつもの三名様から指名だ、準備しろ」
つかさ「……はい」
この日は例の三名様からの指名です……そう、あの日、私が始めて接客をしたお客様です。
今では月に二回かならず指名していただけるお得意様です。
客A「やぁ、ひさしぶりつかさちゃん、少し雰囲気が落ち着いたな」
客B「だいぶ慣れたんじゃね?なんかもう表情がプロっぽいじゃん」
客C「でもコイツ無駄にヨがらないところがいいよな?五月蝿くなくて」
つかさ「…………よろしくお願いします」
371 名前:
客A「そろそろ出すぞ、こぼさず飲めよ」
つかさ「…………コクン……コクン……コクン」
客B「……なーんかお前慣れたよなぁ~?」
客C「五月蝿くねぇのはいいけど、あんまり無反応もねぇ?」
客B「そろそろ、オキニの替えどきじゃね?」
客C「だな!」
客A「おい、本人の前でそーゆーこと言うのやめろよ」
つかさ「……………………」
384 名前:
客B「だってこいつ気持ちいいのか気持ちよくないのかわかんねぇんだもん」
客C「だよなァ、フィストもNGだしさァ、俺は姉妹店のこなたちゃんの方がいいわ」
つかさ「(……………………ぇ)」
客A「こなたちゃんか……お前あんなガリガリの子供みたいな子がいいのかよ?」
つかさ「(……………………まさか)」
客C「そんなんじゃねーよ、あの子はフィストさせてくれるんだよ!だからオキニなんだよ!」
つかさ「(……………………まさか)」
409 名前:
つかさ「…………すみません」
つかさ「………………その子の話、教えてください」
客C「うるせーよ、お前には関係ねぇだろ」
客B「喋る暇あったら喘いでろタコ」
つかさ「………………お願いします……友達かもしれないんです」
客C「うるせーって言ってんだろ!殴られてぇーのか!」
客A「おい、ちょっと待ってやれ、なんだって? ……ともだち?」
422 名前:
つかさ「…………その子…………目の横に泣きホクロがありませんでしたか?」
客A「あったな」
客B「ああ、あったよ……俺から見て右側に」
つかさ「…………そ、それから身長は…………どれくらいでしたか?」
客A「そうとうちっさいよな?140かそこらだろ?」
客B「ああ、そんなだな、あと特徴といったら……長髪と口元くらいじゃね?」
つかさ「……………………くち…………もと?」
客A「そうそう、口元独特だよな、アヒル口って言うか猫口っていうか?」
つかさ「……………………」
つかさ「……………………うそだよね」
438 名前:
つかさ「お願いです…………その子の連絡先を教えてください…………友達なんです…………」
客C「もういいだろ、しつけーよお前」
つかさ「お願いです…………何でもしますから…………何でも言うこと聞きますから…………」
つかさ「その子の連絡先を…………」
客A「ちょっとかわいそうだよ、教えてあげるくらい良いんじゃないのか?」
客B「よくないだろ、ヤクザの店だぞ? んな危ない情報教えれるかよ」
客C「まてよ……、おい女、お前何でもするって言ったよな?」
つかさ「……………………はい」
客C「何でもするって事は俺達に何されてもイイって事だよなァ?」
つかさ「…………………………………………はい」
客C「フィストさせろフィスト」
464 名前:
客A「おい、やめとけよ、死んでしまうぞ」
客C「死なねぇよ!こいつよりチビのこなたちゃんだって出来るのによ? 百歩譲って人工肛門だろ」
客B「俺しらねぇ……」
つかさ「……………………やってみます」
客C「ほぅ、物わかりイイじゃねぇか、ほらさっさとケツ出せ」
つかさ「……………………はい」
客C「よし、力抜けよ」
客A「お前マジいい加減にしろって!」ゴツン
客C「いてぇ!何すんだよ?」
483 名前:
客A「俺らフィストのオプション付けてないだろ?ルール破ってヤクザの店の娘ケガさせたらどうすんだよ?」
客C「……だからってどつくこたァねぇだろが! みんなやってるよこれくらい!」
つかさ「……………………」
客A「つかさちゃん、君の友達なら姉妹店の『M女専門店 Dドライヴ』で働いてる」
客A「店の連絡先と場所はこの紙に書いてあるから後は自分で何とかしてくれ……これ以上は俺らも協力できない」
つかさ「……………………ありがとうございます」
つかさ「……………………本当にありがとうございます」
客B「知らねぇぞ……」
500 名前:
ブロロロロロ…
店員さんが運転する帰りの車の中で…………私はずっと考えていました。
さっきのお客様が言っていた子がもしもこなちゃんなら…………。
どうしてこなちゃんはそのお店で働くようになったのでしょうか?
私と同じように連れてこられたのでしょうか?…………だとしたら誰に?…………まさかだいちゃん?
私がこなちゃんをだいちゃんに紹介したから?…………あの時から狂い始めていたの?
だとしたら私のせいだ…………なんとかしなきゃ…………なんとか…………。
こなちゃんを助けなきゃ…………でもどうやって?
店員「…………~♪」
つかさ「…………」
つかさ「…………店員さん…………ちょっと聞いてもいいですか?」
店員「……うわっ!?びっくりした…………お前喋れるのかよ」
507 名前:
つかさ「あの、『M女専門店 Dドライヴ』って…………どんなお店なんですか?」
店員「あ~ぁ、お前あの三名様から聞いたんだろ?あいつら常連らしいからな」
店員「うちの姉妹店のSMクラブだよ、ハードが売りのな、うちの店より繁盛してるらしいよ」
つかさ「あ、あの…………そこのお店で働くには…………どうすればいいんですか?」
店員「はあ、本気で言ってるのか?」
つかさ「…………はい」
店員「……やめといた方がいいぞ? 言っただろ、ハードが売りだって、めちゃくちゃさせられるぞ?」
店員「むこうの店でボロボロになった嬢がうちの店に流れて来るんだよ……だからみんな無口だろ?」
つかさ「…………ってことは…………私がそのお店へ移ることも可能ってことですよね?」
520 名前:
店員「なんでそんなに行きたいの? Dドライヴ」
つかさ「それは…………えっと………………………………」
つかさ「仕事で毎日痛いことされてるうちに…………その……楽しく感じるようになっちゃって」
店員「もっと強い刺激が欲しくなったってこと?」
つかさ「…………はい」
店員「……タフだなぁ、まぁいいんじゃない? 嬢の移動は良くあることだし、向うの店は嬢が足りてないって聞くし」
店員「店長に相談して見たら?」
つかさ「…………はい」
つかさ「…………ありがとうございます」
532 名前:
つかさ「あ……あの」
つかさ「…………トイレ行きたいんですけど、コンビニ寄ってもらっても良いですか?」
店員「もう少しで事務所に着くから我慢しろよ」
つかさ「…………お願いです…………もうもれそうで」
店員「仕方ないな、すぐに戻ってこいよ?逃げたりしたら俺が殺されるからな? 冗談だけど」
つかさ「…………ありがとうございます、すぐに戻ります」バタン
店員さんも万が一の事を考えていたのだろう……そこはコンビニというより田舎の小さなスーパーといった感じのお店でした。
周りは田んぼだらけ……野中に一軒ポツンと建ってました。
こんなところに駆け込んだところで助かるはずはない……周りには交番らしきところはないし、
客も一人もいない……レジにいるのはヨボヨボのお婆さんのみだ。
私はお店の中に入り、トイレには目もくれず、急いでレジのお婆さんに声をかけて電話を借りました。
…ジーコジーコジーコ …プルルルル…プルルルル
つかさ「(お願い誰か出てぇ!)」
536 名前:
電話『カチャッ……ただいま留守にしております……ピーと鳴りましたr』ガチャン
つかさ「(…………どうしよう、誰も出ない、みんなどこへいったの?)」
つかさ「(はやくしなきゃ車で待ってる店員さんに怪しまれる…………はやくなんとかしなきゃ)」
つかさ「(………………………………そうだ!)」
私は大急ぎでポケットの中を探りました…………。
あった!…………これだ!あきちゃんとの思い出のライター!
あきちゃんと離れたあとも…………ずっとお守りとして持っていたライター。
このライターにはあきちゃんの連絡先が書いてある…………こんなところで役に立つなんて……急いで電話しなきゃ!
544 名前:
電話『ただいま電話に出ることが出来ません……ピーと鳴りましたr』
つかさ「(うわあああ、しまった!この時間帯……あきちゃんは仕事中だったよ)」
つかさ「(ど、どうしよう…………)」
つかさ「(…………あれ?…………よく考えたら発信音の後にメッセージを残せば…………)」
つかさ「(そうだ、どうして気がつかなかったんだろう!まだ間に合う、メッセージを残さなきゃ!)」
ピーーッ
つかさ「も、もしもし!あきちゃん!私!つかさ!柊つかさ!」
つかさ「お願い助けて欲しいの!友達が『M女専門店 Dドライヴ』ってお店で働かされてて私も…」
ピーーッ
549 名前:
つかさ「(…………話し終わる前に切れちゃった……大丈夫かな……ちゃんと伝わるかな)」
つかさ「(そうだ……もう一度……家に電話して見よう……留守でも発信音の後にメッセージを残せば…)」
つかさ「(でも、何てメッセージを残せば……………………私、お姉ちゃんにあんなに酷いことを言っちゃったんだよ?)」
つかさ「(私、どんな顔してお姉ちゃんに助けを求めればいいの?…………のうのうと『お姉ちゃん助けて』って言えばいいの?)」
つかさ「(…………できないよ…………そんなこと…………)」
つかさ「(私は…………どうすればいいの?)」
店員「お前、トイレはどうしたんだ?」
つかさ「…………ひっ!?…………て、店員さん」
店員「遅いと思って来て見たらこれだよ、 あ、お婆さん電話ありがとうございました」ガチャン
つかさ「…………」
店員「車の中で話そうか」
つかさ「…………」
556 名前:
ブロロロロロ…
店員「…………」
つかさ「…………」
店員「どこへ掛けてたんだ?家か?警察か?」
つかさ「…………」
店員「俺は組の関係者じゃない……ただの雇われ運転手だ、だからあまり余計なことに口を挟みたくは無いが」
店員「変な気は起さないほうがいいぞ?別にうちの店は君らを監禁してる訳じゃないからな」
つかさ「…………えっ」
店員「監禁するにしては隙だらけだろう? 自由に出入りして良いんだよ、3ヶ月以上も勤めてて知らなかったのか?」
つかさ「…………じゃあどうして誰も部屋を出て行かないんですか?」
店員「ご褒美が貰えなくなるからに決まってるだろ」
つかさ「…………ぁ」ドクン…
一瞬シャブの感覚が私の首の後ろを走った。
558 名前:
店員「うちの店、嬢の9割以上がシャブ中の家出娘だ……君も実際そうだろ?」
つかさ「…………」
店員「どうなんだ?じゃあ君はあのアパートから逃げていいと分かったら出て行くのか?」
店員「帰る場所の無い家出娘がマタ開くだけで寝る場所も食事もシャブも用意してもらえるんだぞ?」
店員「君もどうせ本心では出て行く気なんてないんだろ?」
つかさ「…………」
560 名前:
店員「はぁ……」
店員「正直君らには同情するよ、若いのにシャブ漬けにされて春を売らされてるわけだもんな」
店員「ほんとなら今とか一番楽しい時期だろ、仲間と夜まで遊んだり、恋人といちゃついたり」
つかさ「…………」
店員「もう一年くらい運転手やってるから今はもう慣れたが……初めの頃は俺もキツかったよ」
つかさ「…………」
店員「君がコンビニ行ってる間に店長には連絡しといたから、君が姉妹店へ移動したいって話」
つかさ「……えっ」
店員「丁度人員不足だったらしくてな、大丈夫だってさ、よかったな、さっそく明日から配属だそうだ」
つかさ「…………あ、あ」
つかさ「…………ありがとうございます!」
564 名前:
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
店長「というわけで今日からお前はこの店の嬢だ、新しいルールはこの店の店長に聞け」
店長B「『M女専門店 Dドライヴ』の店長Bだ、宜しく」
つかさ「柊つかさです、宜しくお願いします」
店長「じゃあ俺は戻るから、粗相のないようにな」
つかさ「はい、店長……今までありがとうございました」
店長「お疲れさん」バタン
店長B「まぁ、ルールは基本的に前の店とかわらないはずだ、奥の部屋で説明するから上がりな」
つかさ「はい」
570 名前:
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
店長B「……とまぁ、ルールはこんなところだ、なんかわからないとこあるか?」
つかさ「……いえ」
店長B「プレイ内容は説明したとおりかなりハードになってると思うから、まぁその辺だけ注意しとけ」
つかさ「……はい」
部屋の大きさは以前働いていたお店のアパートと変わらない……六畳ほどの狭い部屋でした。
見回してみると14~17歳くらいの年頃の女の子が3人、退屈そうに床でゴロゴロと寝転がっていました。
でもおかしいです……こなちゃんの姿が見えません……。
まさか……初めからこの店にはいなかった? 同じ名前の別人? 風俗店では源氏名を使うのは当たり前らしいし。
……どうしよう……こなちゃんはいったいどこに?
ガチャ
店員「こなたちゃんあがりました~」
583 名前:
こなた「……はれ?……………………つかさと……よく似た子がいる…………」
つかさ「…………こなちゃん!?」
…………そこにいたのは紛れも無く…………私の大好きなこなちゃんでした…………
…………でも…………その姿は…………もう…………私の知っているこなちゃんではありませんでした…………
598 名前:
やせ細った身体…………両腕と両足首に無数の注射痕…………ボサボサな髪の毛に…………定まらない焦点…………
目には大きなクマがあり……まるで何十年も寝ていないかのよう…………頬もこけて……顔色も老人のような褐色でした。
私は変わり果てたこなちゃんを抱きしめました…………浮き出たこなちゃんの肋骨が…………私の肌にコツンと触れました。
みずみずしかった肌も…………まるで水分を失ったかのように…………カサカサと乾燥し…………
まるで…………古い木の皮を触っているような気がしました…………。
628 名前:
つかさ「…………うっ…………ぐすっ…………」
こなた「……つかさぁ?」
つかさ「…………ごめんなさい…………ごめんなさい…………私のせいだ…………」
こなた「……どうしたのぉ?……どうして泣いてるのぉ?」
こなた「……何か悲しいことでもあったのぉ?」
つかさ「…………ごめんなさい…………ごめんなさい…………ごめんなさい…………ごめんなさい…………」
つかさ「…………ううっ…………えっぐ…………ひっく…………」
こなた「……よしよし」
652 名前:
続きは明日の昼にでも書き溜めて一気に張ろうと思っています。
おやすみなさい。
764 名前:
最終話まで書き留めましたので、一気に投稿します。
776 名前:
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あきら「スパー…」
あきら「(あの六本木騒動から三月半…………)」
あきら「(ほとぼりも少し冷めたな……こうしてあたしが六本木の街をうろつけるのが何よりの証拠だ)」
あきら「(久しぶりに…………こうして外の空気も吸うのも…………)」
あきら「(…………ん?)」
『留守番メッセージ一件』
あきら「(仕事中に掛かって来てたのか…………誰からだ?)」ピッ
『も、もしもし!あきちゃん!私!つかさ!柊つかさ!』
『お願い助けて欲しいの!友達がM女専門店Dドライヴってお店で働かされてて私も………………………メッセージハ以上デス』
あきら「…………」
777 名前:
あきら「(……つかさか…………そういやそんな奴いたな)」
あきら「(…………あいつのおかげで随分と苦労させられたもんだ)」
あきら「(……………………)」
あきら「(……………………案の定…………小野の店に売られたか)」
あきら「(…………まぁしかたない…………自分でまいた種だ…………自分の尻は自分で拭え)」
あきら「(……………………あたしにはもう関係ない)」
かがみ「すみませーん!どなたでも結構ですー!この子に見覚えのある方はいませんかー?」
ただお「名前は柊つかさといいます、どんな些細な事でも結構です、知ってる方は情報提供お願いしますー!!」
あきら「……………………」
784 名前:
あきら「(あのツインテール………………あいつ身内だったのか)」
あきら「(……………ハハ……………これも何かの因果か?)」
あきら「(……………………まぁ…………そんなことはもうどうでもいい)」
あきら「(……………………あたしには関係ない)」
かがみ「あ! ま、まって!そこの女の子!!」
かがみ「き、きみ、パーティーの日にいたよね!? つかさと一緒に歩いてた子だよね!??」
あきら「……………………」
791 名前:
ただお「かがみ!知り合いなのか!?」
かがみ「…………つかさが消えた日にこの子が一緒に歩いてるのを見たの」
かがみ「…………お願い、教えて、つかさはどこにいるの? おしえてっ!!」
あきら「……あたしは関係ないだろ、自分の身内の事くらい自分らでなんとかしろよ」
ただお「頼む、何でもいい、知ってることを教えてくれないか?どんな些細な情報でもいいんだ!」
かがみ「お願い……助けて……あの子トロいから……きっと今頃……一人どこかで泣いてると思うの」
かがみ「私…………あの子に…………ぐすっ…………もしもの事が…………あったら…………」
ただお「つかさは私の大切な娘なんだ、頼む、協力してくれ! この通りだ!!」
あきら「……………………」
796 名前:
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
私がこなちゃんの働いている『姉妹店』に配属になってから数日が経ちました。
前のお店とタイムスケジュールはほとんど変わらず、指名が入れば朝から晩まで何人もの接客を行いました。
けれども、以前勤めていたお店の店員さんが言ったとおり……プレイ内容の過酷さは比較になりませんでした。
その内容は……………………私の口からは言いたくはありません……
……非道すぎて……おぞましすぎて……人間とはこれほどにも醜く怖ろしいことを思いつく生き物なのかと思いました。
接客をしては……ボロボロになって戻って来て……シャブを打たれて……次の指名に答える……
それも、年端も行かない少女達が………………………………もちろん……私も……こなちゃんも……
店長B「つかさ、こなた、新規のお客様から指名だ」
店長B「レズプレイコース300分だ、準備しろ」
つかさ「……はい」
こなた「……はい」
801 名前:
私達ふたりは車に乗せられ客と待ち合わせをしている場所へと向かいました。
今のお店に配属になってから……私は何度かこなちゃんとの脱走を考えていました。
就寝時間や……車での移動中を狙って…………
でも、そのどれもうまくいきませんでした。
実際に逃げようと思えば逃げれるのかもしれない……本気になれば、夜中こなちゃんの手を引いて
あのアパートを抜け出し……交番に駆け込めばいい。ホテルの電話で110番すればいい。
でも、私は、そんな行動を起す勇気がありませんでした……
たとえ脱走に成功しても……私達に帰る場所はあるのでしょうか?
もしも警察に救出されても……違法薬物使用者の私達は……きっと少年院か精神病院で過ごすことになる。
それに、何年もシャブと離れた生活をするなんて……………………今の私には考えられない。
やっぱりシャブは魅惑的だ……きっと、私もこなちゃんも……心の底では……この店から離れたくないと思ってる。
今日も仕事頑張ろう……一生懸命頑張って……ご褒美をもらおう。
……もうそれでいいや、ここが、私の望んだ世界だもん。
803 名前:
ブロロロロロ…
つかさ「…………」
こなた「…………」
つかさ「…………きょうはこなちゃんと一緒だね」
こなた「……だねぇ」
つかさ「…………えへへ、こなちゃんとするなんて…なんだか恥ずかしいなぁ」
こなた「……そうだねぇ」
つかさ「…………でも私、こなちゃんなら平気だよ」
こなた「……私もつかさとなら平気だよ」
つかさ「…………お仕事頑張ろうね」
こなた「……そうだねぇ」
805 名前:
店員「ご指名いただきましたつかさちゃんとこなたちゃんです~」
店員「料金は前払い制となっております~」
客「…………」
連れてこられたのはやはりひと気の無い場所。
今回のお客様はニット帽にサングラス、さらには黒いバンダナをマスクのように口に巻いて顔を隠していました。
それはまるで……アメリカ映画とかで見る強盗団のような風貌。
おそらくは違法な遊びをするために顔を見られる事を恐れているんだろう。
後ろにはスモークのかかった黒塗りのハイエースが止まっていました。
客「乗れ」
私達は男性の言われるがままにハイエースに乗り込みました。
暗くてよく分かりませんでしたが……車内には他に2名のお客様が乗っているようです……。
みんな黒服にサングラス、それにマスク……私達はこれからこの3人の相手を5時間もさせられるようです。
車のドアを閉めた瞬間、車は急発進しました。
…………私達は生きて帰れるのでしょうか?
809 名前:
ブロロロロロ…
つかさ「…………」
こなた「…………」
客2「……ねぇ、国道ってこっちの方向であってたかしら?」
つかさ「(えっ!?……声が…………女の人??)」
客1「ああ、このまま真っ直ぐだな、つーか、もうマスク外してもいいか? 暑苦しくてしかたねぇ」
客3「いいんじゃない? ……国道で覆面してたら逆に目立つでしょ?」
つかさ「(この声って…………まさか…………まさか)」
812 名前:
バサッ
杉田「あちぃー……バンダナなんかで覆面するんじゃなかったぜ……………………あっ、つかさちゃん久しぶり!驚いた?」
ゴットゥーザ「文句言ってんじゃないわよ?……あんたが救出作戦はバンダナでキメたいって言い出した癖に」
あきら「後藤、前向いて運転しなよ、危ない」スパー…
つかさ「うそ……杉田さん……ゴットゥーザさん……あきちゃん」
つかさ「…………あ…………あ………………………」
つかさ「………………そっか……私の留守電聞いてくれたんだ」
つかさ「……………………………………助けに来てくれたんだ」
819 名前:
杉田「でもよぉ、せっかくギャングみたいな格好するなら黒塗りのキャデラックが良かったなぁ……ハイエースとか正直無いぜ?」
ゴットゥーザ「救出するのにそんな目立つ車乗ってどうするのよ?あんた映画の観すぎなんじゃないの?」
杉田「ハァ…夢がねーよお前、なぁ?つかさちゃん、こんな車より格好いいキャデラックの方が良かったよなぁ?」
つかさ「……………うっ…………ぐすっ…………………かっこいいよ…………ハイエース…………えっぐ…………」
杉田「……お、そうか…………つかさちゃんがそう言うならまあいいか、がはははは!」
あきら「泣くのはまだ早いよ? あんたのうちで家族が待ってる、それまで涙とっときな」
つかさ「………………えっぐ…………ひっぐ…………私…………帰ってもいいの?…………おうちに……?」
あきら「さぁ?いいんじゃない? 今回うちらもあんたの家族から泣きつかれてやったことだし」
あきら「まぁ、その代わり報酬はたっぷりいただいたけどね?」
つかさ「…………………………えっぐ…………ひっく………………ひっく……………………ありがとう」
杉田「俺は逆に感謝してるぜ? あんたの親父さんのおかげで新しい車のパーツが買そうだ」
こなた「……この人達だぁれ?……つかさのお友達?」
つかさ「…………えっぐ…………えへへ、そうだよぉ、…………みんな私の大切な友達だよぉ」
こなた「……そっかぁ……よかったねぇ、つかさ」
つかさ「…………うんっ………………よかった…………ほんとに…………よかったっ…………」
823 名前:
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
その後、私達は無事、家族との合流を果たしました。
お母さんやお父さん、お姉ちゃん達が泣きながら私のことを抱きしめてくれました。
私は何度も何度も謝りました。
そうじろうさんは変わり果てたこなちゃんを見てその場で泣き崩れ、気がふれてしまいました。
後で聞いた話ですが、私達が救出されてから数ヶ月後に、例のお店は摘発されてしまったそうです。
車で私を送迎してくれた店員さん……彼も捕まってしまったのでしょうか?
お父さんが言うには、警察沙汰にしないという約束であきちゃんは私達の救出に協力してくれたそうです。
どうしてもお礼がしたいとお父さん達は何度もあきちゃんに説得したそうですが、
金を貰えただけで満足だし、近いうちに海外へ高飛びする予定だからヘタな気を使わないで欲しいと断られたそうです。
私はなんどもあきちゃんと連絡をとる約束をしました。
けれどその後、あきちゃんから連絡が来ることはありませんでした。
827 名前:
私達ふたりはその後、すぐさま総合病院で治療を受けることになりました。
度重なる薬物摂取と長期間の性交渉がたたり……私達の身体は見た目以上に消耗していたようです。
主治医の一人が他の先生との会話中に小さな声で『これはないわ』『肝臓がフォアグラ状態だ』と言っているのが聞こえました。
同時に、病院の検査で…………私は妊娠していることが判明しました。
性交渉の後、毎回ピルを渡されていましたが、どうやら100%避妊できる薬ではなかったようです。
お父さんやお母さん、お姉ちゃん達は私のことを不憫に感じたのかワアワアと大きな声で泣き崩れました。
でも、私は赤ちゃんをおろす気は無かった……だってお腹の子には罪はないもの。
産まれ出てくる子は憎いレイプ犯の子供かもしれないと初めは散々反対されましたが
私がこの子をわが子として育てたいという強い意思を伝えたところ……最後にはみんな納得してくれました。
そして、私の検査結果が出た少し後にこなちゃんの検査結果を聞かされました。
こなちゃんの検査結果…………覚醒剤の長期使用による眼底出血が原因で左目は失明、右目の視力も現在低下傾向。
同じく覚醒剤の長期使用による大脳皮質下部の機能障害。
限度を超えた性交渉による内臓裂傷…………そして、HIVの感染。
832 名前:
私は薬物依存の入院治療も受けることになりました。
治療を受けていた病室はまるで野戦病院のような古い建物でした、もう30年以上も改築されていないらしく
白かったであろう壁紙は茶色く薄汚れ、ところどころにヒビや何かをこぼしたようなシミがついていました。
シャブの副作用のせいか、そのシミをジッと見ているとだんだん膨らんできて毛むくじゃらの動物みたいになって
私のお腹の上まで伸びてきそうな気がしたので、あまり長く見つめないようにしていました。
そう、そうなんです、私、最近、何もかもに敏感になっていて、それもすべてシャブをやめてから。
毎日のようにシャブを決めていた頃にはそれこそ気がつかなかったのに。
だって、少しでも身体が疲れたらシャブをいれてたんだよ、禁断症状なんて感じる間もなかったよ。
でも、今は違う、こんなシャブともっとも離れた場所にある病院のベッドで、
コーヒーすら与えてもらえない生活を何日もつづけているんです。
本当に些細なこと、そう、さっき言ったような壁のシミなんてのもそう、もっと些細なもので言えば
このシーツのシワ……そう、ああ、気づいちゃった、シーツのシワの事を見ちゃった……
だめだ、このシーツのシワが気になりだすといつもフラッシュバックに引き込まれるんだ……
ああ、助けて、シーツが、そう、たぶんみんなに言ってもわからないよ、凄く怖くて苦しいの、
まるで、このシーツのシワがどんどん大きくなって切り立った渓谷みたいにせり上がって私の体をズタズタに引き裂こうとするの
やめてやめて、私のお腹には赤ちゃんがいるの!お願い、私から離れて!!助けてええええええええええええ!!!!
836 名前:
私は手足を拘束されて安定剤を打たれました。
ナースの人たちは『あなたのためよ』『あなたのためよ』といいながら私の手足にカチャカチャと拘束具をつけました。
先生の話によると、私の禁断症状や幻覚は覚醒剤以外のものも原因になっているといっていました。
おそらくPCPという薬物がシャブの混ぜ物に使われていたのだと教えてもらいました。幻覚が強いのもきっとこれが原因だろうって。
PCP?なんだろうそれ、そんなの聞いたこと無いよ。
…ああ、でもよかった、仰向けのこの姿勢なら、シーツに目をやらなくてすむ。
私は病室の壁にある排気口を見つめていました。ファンが回転しているのかな? 中からプロペラが回転するような音がしてる。
ファンファンファンファンファンファン……
つかさ「(ああ、駄目だ、気分が悪くなってきた、プロペラの音がだんだん耳鳴りのように大きくなってくる)」
ファンファンファンファンファンファンファンファンファン…………
つかさ「(いや、いや、嫌、嫌、嫌、怖いよ、おねがい、止まって)」
グァアン!!!!グァアン!!!!グァアン!!!!グァアン!!!!グァアン!!!!グァアン!!!!グァアン!!!!グァアン!!!!
つかさ「あああああああ!!!!!!!怖い怖い怖い!!!やめてええええええ!!!!!誰かとめてええええええええ!!!!!!!!」
840 名前:
そう、そのプロペラ音は次第に大きくなってどんどん大きくなって、しまいには人の怒鳴る声や泣き叫ぶ声、
助けを求める声に聞こえてきました、声の大きさはそれこそ耳をつかまれて大声で叫ばれているようなものもあれば
静かに耳元でボソボソボソ……と語りかけてくるようなものもありました。
私は必死に音を消そうともがき、頭を右へ左へ動かしましたが、その声は消えるどころか次第に鮮明になり
そのうち私の大好きな友達や家族、知っている人たちとなって語りかけてきました。
こなた『つかさぁ~、目が見えないよぉ~、ねぇ、どうしてぇ~?、ねぇ、どうしてぇ~?、ねぇ、どうしてぇ~?』
つかさ「いやあああああああああ!!ごめんなさい!!!ごめんなさい!!!ごめんなさい!!!」
そうじろう『こなたが壊れてしまった、きみのせいだ、おかげで僕も精神病院に入る羽目になったよ、ははは、君のせいだ』
あきら『どうして・・・あたしのこと・・・売ったんだよぉ・・・? あんたの事・・・助けてあげたのに・・・・』
赤ちゃん『ママ……僕をここから出して……ママのお腹の中……すごく苦しいんだ……お願い……ここから出して』
つかさ「もうやめてええええええええええええ!!!!!!!!ゆるしてええええええええええええええええ!!!!!!!」
つかさ「いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
つかさ「もう殺してえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!」
852 名前:
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あれから数ヶ月が過ぎ、入院治療が終わり、私は外来治療を受けるようになりました。
禁断症状も以前に比べると少し落ち着いた気がします……といっても、未だに幻覚幻聴には悩まされていて、
踏み切りの音やパチンコ店の音、テレビの画面などでフラッシュバックを起こしてしまいます。
お医者様は禁断症状が完全になくなることは……おそらく死ぬまで無いだろうと言っていました。
これが後遺症なのだ…………普通に生活しているだけで幻覚や幻聴の恐怖が襲う…………
また、禁断症状が強く出れば出るほど…………身体中がシャブを求める。
…………もう一度だけ…………もう一度だけ…………
でも…………次に手を出してしまったら…………今度こそ絶対に抜け出せない。
お腹の赤ちゃんも……大きくなってきました……この子の為にも、私は二度と薬物には手を出さないと決めました。
結局…………自分を救うことが出来るのは…………他でもない自分自身なのだ。
かがみ「つかさー、こなたのお見舞い行くわよ~?」
つかさ「まって、すぐ用意する」
856 名前:
かがみ・つかさ「お邪魔します~」
こなた「…………お見舞いに来てくれたの?」
かがみ「そうよ、つかさのお腹見せてやろうと思ってね!見てやってよ、こんなに大きくなっちゃって!」
つかさ「えへへ、さいきんお腹の中で動いてるのが分かるんだよ~」
こなた「…………そっかぁ、よかったねぇつかさ」
つかさ「えへへ~」
こなた「…………でもごめんねつかさ、私、目が良く見えないんだ」
こなた「…………もっと近くで見てもいい?」
つかさ「…………こなちゃん」
つかさ「……………………えっぐ………………ひっぐ…………………」
つかさ「(…………ごめんね…………こなちゃん…………ごめんね)」
863 名前:
こなた「…………わぁ、大っきいねぇ……生命の神秘を感じるねぇ」ナデナデ
つかさ「……えへへ…………ぐすっ…………男の子なんだぁ」
かがみ「あんたもだいぶ顔色良くなってきたわね、はやく退院しなさいよ?」
こなた「…………かがみん私がいないと寂しいんでしょ~?」
かがみ「……なっ、…………そ……そりゃあ……………………少しくらいは///」
こなた「…………ありがとう、うれしいよ」
こなた「…………つかさも良いお母さんになってね」
つかさ「……うん、こなちゃんも早く良くなってね」
かがみ「つかさの出産には絶対立ち会うこと!いいわね、それまでには良くなりなさいよ」
こなた「…………うん、わかった」
こなた「…………ありがとう、二人とも」
871 名前:
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あれからどれくらいの月日が経ったのだろう……
私のおなかがもうすぐ臨月を迎えるという頃には季節は一周し、冬の始まりを迎えていました。
そうそう、私最近お母さん雑誌にはまっているんです。……今日も近所の本屋さんで購入した育児雑誌を読みながら、
葉の落ちた街路樹が並ぶ通りを歩み、帰路へと向かっていました。風は冷たかったけれどお日様が照っていたので寒くはありませんでした。
通りに人はほとんどいませんでしたが、手をつなぎあって歩く恋人達や買い物袋をさげたおばさん、そして子供連れの家族がいました。
私はその子供連れの家族……お父さんとお母さんの間に入り両親の手を握りながら幸せそうに微笑むその女の子に未来のわが子を重ねました。
少し切なくて、私の胸を締め付けたけど……私の心の中に何か暖かいものが宿るのを感じました。
……きっとこれが幸せなんだ。
874 名前:
私は持っていた雑誌を胸に抱き、その微笑ましい親子を眺めていました。
……しかしそこで私を襲った違和感、記憶、そわそわさせる何か。
私はその親子の…父親の男性を知っている気がするのです。
いや、きっと知っている……覚えている。
そう、ハッキリと思い出した……遠い遠い昔の古いお友達。
私の物語はすべてこの人が始まりだったんだ。
最後に彼と決着をつけなきゃ、いまここで。
これから産まれてくる子と、これからの私の物語のためにも。
私は勇気をふりしぼって、その男性に声をかけました。
881 名前:
つかさ「小野だいすけ……さん、ですよね?」
小野「…ん?」
小野「えっ!?つかさちゃんかい?」
彼は一瞬おどろいて見せましたが、私の顔とおなかへ2、3度チラチラと目をやり終えると
全てわかったよといった表情で微笑み返してきました。
……昔から変わらないだいちゃんの笑顔でした。
884 名前:
小野「やあやあやあやあ、これは、ずいぶんと長い間会わなかったね。」
小野「元気にしていたかい? 風邪をひいたりしていなかったかい?」
つかさ「……」
妻「あなたの知り合い?」
小野「そうだよ、この子はね、僕の昔の友人なんだ、名はつかさ、柊つかさちゃん」
娘「パパのお友達~?」
小野「そうだよ、パパのお友達だよ~」
小野「そうだ、良い子だからママと先にお家に帰ってようか、パパはこのお友達と少しばかりお話がしたいんだ」
娘「わかった~!」
妻「さき行ってるけど、はやく帰ってきてよ、部屋の飾りつけ手伝ってもらわなきゃいけないんだから」
小野「ああ、すぐにもどるよ……ほんの少し話をしたらね」
つかさ「……」
895 名前:
小野「いやいやすまないつかさちゃん、今日は娘の3歳の誕生日でね、妻と街まで買出しに来ていたんだ」
つかさ「……だいちゃん、奥さんいたんだ」
小野「ああ、言ってなかったかな? 結婚してもう5年になるよ」
小野「結婚当初は優しくて可愛らしかったんだけどね、今じゃすっかり僕のほうが尻にひかれてるよ、ははは」
つかさ「……」
つかさ「……こなちゃんをお店に送ったのはだいちゃんなの?」
つかさ「……だいちゃんとあきちゃんはどんな関係なの?」
つかさ「私、もう嘘は聞きたくない、本当の事を教えて」
小野「まいったな」
897 名前:
小野「彼女はね、自分から希望したんだよ、そう、彼女は君よりずっと好奇心が強かった」
小野「学校を休んでまで僕の店へ来るようになってね……お金も無いのにさ」
小野「心配になって知り合いに相談したんだよ、僕のため、そして彼女のために」
つかさ「ごまかさないでよ……本当はどうなるかわかってたくせに」
つかさ「私達があの後どんな目に遭ったか知ってるの??」
つかさ「私のおなか見てわからない??何とも思わない??」
つかさ「それに、こなちゃんなんて……こなちゃんなんて…………ぐすっ……えっぐ」
小野「……」
900 名前:
小野「いやすまない、たしかに君達には悪いことをしたとは思っているよ」
小野「少女期という光のような一瞬の時代を奪ってしまったわけだからね」
小野「でもしかたなかったんだ、僕たちも……商売だから、辛いけどしかたなかった」
つかさ「……」
小野「でもさ、君も一時の夢を見ることが出来たじゃないか?そうだろう?」
つかさ「……何をいってるの?」
小野「なんなら今ここで打ってあげようか?気持ちが楽になるよ?」
つかさ「えっ」
だいちゃんは私の目をまっすぐ見すえてニコッと笑いながら、ポンプを打つ仕草をして見せました。
一瞬……身体中にあの感覚が走りました。
905 名前:
つかさ「……ゃ…ぁ…だ、だめだよ」
つかさ「私は……もう、やらない……って」
小野「……ぷっ」
小野「あははははははは」
つかさ「……?」ハァハァ…
小野「冗談だよ、冗談、家族連れてショッピング行ってたんだよ? そんなモノ持って歩けるわけないじゃないか」
小野「にしてもつかさちゃん、君はもう相当だね……僕がまだ商売していた頃はそれほどでもなかったのに」
つかさ「……どういうこと?」
小野「僕、あの商売から足を洗ったんだ、そうだな、もう半年以上前になるよ」
小野「今は完全に安全無害さ……そう、全て君のおかげだ」
つかさ「えっ?」
910 名前:
小野「僕はねつかさちゃん、君にとても感謝しているんだ、そう、君のおかげで僕は自由になったんだよ」
小野「君があきらさんを僕に紹介してくれた、何年も探していたんだ、彼女が僕の事務所を抜けてからもね」
小野「やっと会えたんだ、彼女がどこで何をしているのかもすぐに調べることが出来た、そう、君のおかげなんだよ」
つかさ「…………まさか」
つかさ「…………まさか、そんな」
つかさ「…………うそだよね、嘘でしょ?」
つかさ「…………あきちゃんとずっと連絡が取れないの、かならず連絡するって言ってたのに」
つかさ「…………ねぇ、だいちゃん、あきちゃんをどうしたの?どこへやったの!?答えてよ!!!!」
小野「それ以上知ってどうなるんだい?」
っつかさ「答えて!!!!」
小野「はぁ、そうだね、あきらさんか、……彼女は遠い国へいったよ、ここではないずっと遠い場所へね」
つかさ「…………外国?」
小野「どうだろうね、僕も詳しくは知らないよ、きっともっといいところじゃないかな?」
つかさ「…………」
919 名前:
小野「それにね、僕はもう組の人間じゃないんだから、そんな話を聞かれても答えられないよ」
小野「今ね、僕、声優の仕事をしているんだ、知り合いの伝でね」
小野「手取りは半分以下になっちゃったし、安定もしていないけど、何より安全で安心で満足しているんだ」
つかさ「…………」
小野「つかさちゃん、僕を恨むかい?」
つかさ「…………………グスッ…………グスッ……………」
小野「すまない、本当に悪いことをしたね」
つかさ「…………グスッ、……恨んでないよ、全部私の責任だし」
つかさ「…………巻き込んだみんなの分まで背負って生きてくよ」
小野「そうか、恨まれているほうが気が楽なんだけどね」
925 名前:
小野「そろそろ行ってもいいかな、妻と、娘を待たせているんだ」
つかさ「…………」
つかさ「……私ももう行くよ」
小野「そうか、それじゃあこれでさようならだね、つかさちゃん」
小野「良いお母さんになってね」
そういって彼はゆっくりと私の前から姿を消しました。
私のことなんてきっと、取るに足らない、まるでもいだリンゴの一つ程度にしか、彼の目には映っていないんだ。
もういこう、私も帰らなきゃ……頭の悪い私には難しいことはわからない。
ならもう難しいことなんて考えないでおこう。
私のせいで涙を流した全ての人たちを背負って生きていこう。
こなちゃん、あきちゃん、ゆきちゃん、そうじろうさん、お母さん、お父さん、お姉ちゃん達、そしてこれから産まれてくる赤ちゃん。
そうだ、私は赤ちゃんが生まれてきたらうんと幸せにしてあげよう、あと何年生きられるかわからないけど
愛情いっぱいに育てて、かっこいいも着せて、そして、わかる年頃になったら全て話してあげよう。
頑張らなきゃ、私も、良いお母さんになるために。失敗ばかりしちゃったけど、これから少しでも頑張って生きよう。
930 名前:
この話を聞いてくれたみなさん、そろそろこの物語も終わりに近づいてきたみたいです。
みんなは私とどこへでも一緒にいたよね、一緒に笑って、一緒に元気になって、優しい人は一緒に泣いてくれたね。
ごめんね、こんな話を聞かせて、頭いたくなっちゃったよね。でも、みんなに聞いてもらえて少し気が楽になったよ。
これが私の懺悔です。私の犯した罪をたくさんの人に知ってもらえてよかった、えへへ
これから私が生きてゆく物語は、ごめんなさい、みんなを一緒に連れて行くことはできないんだ。
それは私だけの新しい物語だから。
そろそろ行かなきゃ、みんな、私はみんなのこと絶対に忘れないよ。
だから、みんなも、みんなのバカでドジなつかさがいたってことを時々思い出してもらえるとうれしいな。
それじゃあ、さようなら、お元気で。
Fin
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