つかさ「こんにちは、柊つかさです」
つかさ「全部書き終わる前に前スレ埋まっちゃったみたい」
つかさ「きっと私がすっトロいからだよね、ごめんね」
つかさ「シャブきめて頑張るから許してね~」
つかさ「えへへへへ」
つかさ「覚せい剤って気持ちいいなぁ~」
016 名前:
次ぎスレ作ってくれた人には申し訳ない。
前スレhttp://jfk.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1226069624/
の897の続きを書きます。
内容はつかさが小野からハルシオンを購入したところから。
018 名前:
小野「あとはビタミン剤も飲んでぐっすり休んで、身体は大切にね」
つかさ「うん!今日は早く寝るよ~」
小野「昨日みたいに夜更かししたら駄目だよ?」
つかさ「うん、わかった! ……あ、そういえば、昨日夜更かししたおかげで新しい友達ができたんだよー」
小野「へぇ、それはよかったね、どんな感じの子?」
つかさ「ショートヘアで身長は私より少し小さいくらいの女の子なんだけど……すごくしっかりしてて」
つかさ「しゃべり方とか意地悪そうなんだけど……本当はとても優しくていい子なんだ~」
小野「そうなんだ、じゃあつかさちゃん昨日夜更かしして正解だったのかもね」
つかさ「あ、それからね」
つかさ「その子も私と同じでシャブやるんだってー」
022 名前:
小野「……へぇ、それは奇遇だね」
つかさ「それでね、その子シャブの他にもマリファナとかもやってるんだ~、公園で私がライターを貸してあげたんだよ」
小野「……うちの客にも若い女の子はたくさんいるけど……僕の知ってる子かな?クサはあまり売った覚え無いけど」
つかさ「えっと、名前はねー」
つかさ「小神あきらっていうんだー、私はあきちゃんって呼んでるけどね」
小野「…………」
028 名前:
小野「……こういう世界に住んでるとね……むやみに人に名前を知られたがらない人が多いんだ」
小野「そのお友達はどういう子か分からないけど、今度からはあまり人に話さないほうが無難かもしれないね」
つかさ「……あぅ」
つかさ「そっか……そうだよね………………ごめんなさい」
小野「僕の事は、その子に話したのかい?」
つかさ「ううん、だいちゃんの話はしてないよ」
小野「そうか」
033 名前:
小野「もし今度会う機会があったらその子もうちの店につれておいでよ?」
つかさ「え、いいの?」
小野「あれ?知らなかった?」
小野「うちのお店は友達を紹介してくれたお客さんには紹介料として友達一人につきシャブ1gサービスしてるんだよ?」
つかさ「えええ!ほんとう!?」
小野「それにその紹介されてきた友達にも初回サービスとして1回分は無料でプレゼントしてるんだ」
つかさ「すごいよ!あきちゃん絶対喜ぶよ!」
小野「……つ、つかさちゃん……名前名前」
つかさ「はっ……ごっ、ごめんなさい、、、」
小野「その子がいいって言うなら今度またつれてきてごらん」
つかさ「うん!今度誘って見る!絶対つれてくるよ」
小野「まってるよ^^」
037 名前:
つかさ「(友達一人紹介で1g……紹介された友達は1回分無料でプレゼントかぁ……)」
つかさ「(普通の人の1回分って0.04gくらいかなぁ?)」
つかさ「(あきちゃんたまにシャブもやるって言ってたし……きっと喜ぶだろうなぁ)」
つかさ「(今日の夜にでも電話して見ようかな~?)」
つかさ「(……だめだめ、今日は早く寝なきゃ、だいちゃんとも約束したし)」
つかさ「(また今度誘って見よう)」
038 名前:
つかさ「ただいまぁ~」
ただお「おかえりつかさ」
つかさ「あれ?……お姉ちゃんは?」
ただお「友達と本屋さんに行ってるみたいだよ」
つかさ「そっか……そうなんだ(ホッ)」
048 名前:
つかさ「おとうさん、今日はちょっと疲れちゃったから先に寝るね」
ただお「どうしたんだ?風邪でも引いたのかい?」
つかさ「そうじゃないけど……ちょっとつかれてて、晩御飯もちょっと……いいや」
ただお「大丈夫か?そういえば顔色もあまりよくないな、おかゆでも作ろうか?」
つかさ「大丈夫、ほんとに大丈夫だから、ちょっと疲れただけ、寝たらよくなるよ」
つかさ「ごめんね、おやすみなさい~」バタン
051 名前:
つかさ「えへへへ、これがハルシオンかぁ……なんだか普通の風邪薬みたいだな~」
つかさ「就寝前に1回2錠お飲みくださいかぁ……」
つかさ「さっそく試してみよっと」ワクワク
パクッ ゴクゴクゴク…
つかさ「ぷは」
つかさ「はやく眠たくならないかな~」ドキドキ
……プルルルルル……プルルルルル……
052 名前:
つかさ「電話だ……誰からだろう?」
つかさ「わっ!あきちゃんからだ!電話かけなおしてくれたんだ!」
つかさ「もしもしー!あきちゃーん?」
あきら『……やっぱあんたか』
つかさ「えへへ、昨日けっきょく寝れなくて……あきちゃん何してるかなーって思ってかけちゃったんだ~」
つかさ「あきちゃん昨日はもう寝てたよね?ごめんね遅くに」
あきら『別にいいよ、じゃあ番号主も分かったことだし切るわ、じゃーね』
つかさ「わあああ、まって、あきちゃん」
058 名前:
あきら『何よ?』
つかさ「えっと、今度よかったらいっしょに遊ばない?紹介したいお店もあるんだ~」
あきら『……』
つかさ「あのね、私がいつもシャブ買ってるお店なんだけど」
つかさ「そこのお店のお兄さんがすごくいい人だから一度あきちゃんにも紹介したくって」
あきら『悪いけど間に合ってるからいいわ』
つかさ「……ぁぅ……そっかぁ」
あきら『大体、学生のあんたが遊ぼうって言う時間なんてどーせ夕方から夜の0時くらいまでの事でしょ?』
あきら『悪いけどその時間帯仕事入ってるから、土日も同じ、今も休憩時間使って掛てんのコレ』
つかさ「……そうなんだ」
068 名前:
つかさ「……じゃあしかたないよね、ごめんね忙しいときに」
あきら『スパー…』
あきら『今度の金曜……六本木のクラブでドラッグパーティーがあるんだ、あたしは参加するつもりだけど、どうする?』
つかさ「えっ!?私もいっしょに行っていいの?」
あきら『別に、あんたが平気ならね? あたしが入る頃にはヨユーで0時まわってるけど』
つかさ「平気だよっ、昨日で夜更かしには慣れたし」
つかさ「いっしょに遊ぼ~」
078 名前:
あきら『じゃあまた掛けるから、そろそろ休憩終わるし』
つかさ「うん、お仕事がんばってね」
あきら『じゃあね』
つかさ「ばいばいー」
ツー… ツー… ツー…
つかさ「(やった、またあきちゃんと遊べる)」
つかさ「(だいちゃんのお店は紹介できなかったけど……あきちゃんと一緒におしゃべりできるだけで十分だよ)」
つかさ「(でもあきちゃんって、いつもそんな遅い時間までお仕事してたんだ……)」
つかさ「(小さいのにえらいなぁ……)」
ガチャ…
かがみ「ただいまー」
079 名前:
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2008/11/08(土) 01:01:17.46 ID:YxzfBjec0
私は部屋に入るなり大急ぎでカバンを開いてひみつの七点セットを用意しました。
注射器、駆血帯、スプーン、耳かき、ライター、ミネラルウォーター
そしてもちろん、だいちゃんにもらったキラキラのガンゴロ(シャブの結晶)も。
つかさ「はぁはぁはぁはぁ」ワクワク
つかさ「はやく、はやく」ドキドキ
つかさ「あたらしい子はどんな味かな??」ワクワク
つかさ「わっ、わくわくするよぅ><」ドキドキ
私は高鳴る胸を押さえながら慣れた手つきで作業を進めました。
まず砕いたガンゴロを少々耳かきですくいスプーンの上へのせてミネラルウォーターを加えます。
そしてスプーンの下からライターの弱火でじっくりことこと時間をかけて溶かしていきます。
ガンゴロが角砂糖のように溶け始めたらそれが合図、蒸発しちゃう前に火を止めます。
後は少し冷めた頃を見計らって注射器で吸い上げます。このとき空気が入らないよう注意。
これで準備完了!
130 名前:
つかさ「(やばいよ、お姉ちゃんが帰ってきた)」
つかさ「(はやく電気を消して布団に入んなきゃ……あわわ、ハルシオン出しっぱなしだよ)」ガサガサ
かがみ「つかさー、帰ってるのー?」
つかさ「(わーわー、まだ部屋に入っちゃダメー! お願い来ないでぇー)」ガサゴソ
かがみ「コンコン… つかさ、部屋に入るわよ?」
137 名前:
ガチャッ…
かがみ「つかさ?」
つかさ「すーすー…」
かがみ「……なんだ、寝てたのか………………ごめんね、おやすみ」バタン…
つかさ「(……助かった)」
139 名前:
つかさ「(はぁ、さいきん私、お姉ちゃんのこと避けてるなぁ……)」
つかさ「(学校が終わった後も、だいちゃんのお店に行くことが多くなったし……)」
つかさ「(こなちゃんやゆきちゃんの家にもあまり行かなくなっちゃったなぁ……)」
つかさ「(新しい友達はふえたけど……逆に大切な人を失っていく気がするよ)」
つかさ「(でも、しかたないのかな……きっと、もう、私はお姉ちゃんたちと住んでる世界が違うんだ)」
つかさ「(でもやっぱり少し寂しいな…………)」
つかさ「(みんなも……こっちに……きてほしい……な……)」
つかさ「(こなちゃん……ゆきちゃん……お姉……ちゃn………………)」スー… スー…
145 名前:
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
かがみ「臭くってさぁ~」
こなた「あるある~」
みゆき「一年中臭いですよね」
つかさ「あはは」
昨日の夜はハルシオンのおかげでとてもよく眠れました。
前の日の夜がまるまる徹夜だったこともあって夢も見ない深い深い眠りでしたが
おかげで今日は朝から澄み切った湖のような気分でした。
外の天気も昨日の雲が嘘みたいに晴れわたっていて、風も冷たくありません。
昨日の事でお姉ちゃんから怪しまれていないか気になっていましたが、今日は特に質問責めを受ける事もありませんでした。
お姉ちゃんに隠し事をしていることも私の心の中で少し引っかかっていましたが、
さっきトイレで軽く炙りをしたのでこれまたまったく気にならなくなりました。
よく寝た翌日のシャブは効きが良いと言いますが、本当にその通りだと思います。
152 名前:
こなた「でねー、そのバーのマスターがまたかっこいいんだって」
こなた「ドラッグの入ったカクテルをこう指で…くるくるっと」
かがみ「また例のドラッグ漫画の話?あんまり危なっかしいモノに影響受けるなよー?」
こなた「なにを?いっとくけどねーかがみ、ドラッグっていっても危ないものばかりじゃないんだよ?」
こなた「そりゃヘロインとかコカインとかはやばいらしいけど、マリファナなんて一部の国じゃ合法だし……ペラペラ」
かがみ「その発言がすでに危ないって、危険じゃないドラッグなんてあるわけないでしょ? ねぇ、つかさ」
つかさ「……う、うん」
こなた「わかってないなーもー、みゆきさん教えてあげてよー」
155 名前:
前スレより
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/08(土) 01:01:17.46 ID:YxzfBjec0
私は部屋に入るなり大急ぎでカバンを開いてひみつの七点セットを用意しました。
注射器、駆血帯、スプーン、耳かき、ライター、ミネラルウォーター
そしてもちろん、だいちゃんにもらったキラキラのガンゴロ(シャブの結晶)も。
つかさ「はぁはぁはぁはぁ」ワクワク
つかさ「はやく、はやく」ドキドキ
つかさ「あたらしい子はどんな味かな??」ワクワク
つかさ「わっ、わくわくするよぅ><」ドキドキ
私は高鳴る胸を押さえながら慣れた手つきで作業を進めました。
まず砕いたガンゴロを少々耳かきですくいスプーンの上へのせてミネラルウォーターを加えます。
そしてスプーンの下からライターの弱火でじっくりことこと時間をかけて溶かしていきます。
ガンゴロが角砂糖のように溶け始めたらそれが合図、蒸発しちゃう前に火を止めます。
後は少し冷めた頃を見計らって注射器で吸い上げます。このとき空気が入らないよう注意。
これで準備完了!
158 名前:
みゆき「そうですね、たしかにドラッグといっても色々な種類がありますが」
みゆき「大麻などは比較的毒性が弱いと言われてます、実際オランダでは合法化されてますし、医療用に使用する試みもされているそうですよ」
みゆき「逆にヘロインやコカインといった麻薬と呼ばれているものは依存性や毒性、禁断症状が強いと言われていますね」
かがみ「ほらやっぱり危ないんじゃない……」
こなた「みゆきさん、みゆきさん、LSDやマジックマシュルームはー?」
みゆき「その二つは幻覚剤と呼ばれているものですね、依存性は無いそうですが長期的に使用するとまれにフラッシュバックを引き起こすらしいです」
かがみ「なるほどね、ドラッグっていっても色んな種類があるのね、私には一生無縁だろうけど」
こなた「さすがみwikiさん!」
161 名前:
みゆき「ドラマや映画などで中毒性や禁断症状が誇張表現されていますが実際はそこまで酷くなる例は稀みたいですね」
こなた「そうだよねー、ハリウッドスターなんて日常的にコカインとかやってるみたいだし」
こなた「ほんとに危ないものだったら今頃世界中は廃人だらけになってるはずだもんねー」
かがみ「そういう危険な発言はやめろ」
168 名前:
かがみ「はぁ……あんたたちの話聞いてると頭痛くなってきたわ、ねぇ?つかさ」
つかさ「えへへ…………そ、そうだねー…」
かがみ「そろそろ昼休み終わるから教室に戻るけど、あんた私がいない間につかさに変なこと吹き込んじゃダメよ?」
こなた「だいじょうぶだってー、またねかがみん」
みゆき「さようなら、かがみさん」
つかさ「……またね、お姉ちゃん」
つかさ「(こなちゃんがあそこまでドラッグに興味を持っていたなんて意外だな~)」
つかさ「(昨日の朝から思ってたけど……こなちゃん、ひょっとしたら私よりずっと詳しいかも)」
つかさ「(ドラッグに対する考え方もなんだか好意的な感じだったし……)」
つかさ「(ひょっとしたら……)」
つかさ「(…………)」
173 名前:
これです。
176 名前:
つかさ「ね、ねぇこなちゃん」コソコソ
こなた「んー?どしたのつかさ?」
つかさ「えっとね、こなちゃんさっきの話、バーのマスターが……」
こなた「ああ!バードクターの話? ドラッグのカクテルをこう指で…くるくるっと」
つかさ「そうそう、その話なんだけどね、」
つかさ「……実際にそのバーがあったらどうする?」
183 名前:
つかさ「もしもし、だいちゃん?」コソコソ
小野『やあ、つかさちゃん、どうしたの?この時間は学校じゃなかったっけ?』
つかさ「えっとね、いま学校のトイレで電話してるの」
つかさ「だからあまり大きな声で話せないんだけど、実はね……ゴニョゴニョ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
小野『えっ!?新しいお友達を連れてくるって?』
つかさ「うん、学校の友達なんだけど、ドラッグにすごく興味持ってて……たぶんいいお客さんになると思うんだけど」
つかさ「ただ一つだけ……だいちゃんに手伝って欲しいことがあって……――――――」
192 名前:
小野『バーテンダーの……コスプレ?』
つかさ「うん……だいちゃん、ウルトラヘヴンって漫画知ってるかな?」
つかさ「友達……その漫画に出てくるバーのマスターに憧れてて……そのバーが現実に存在したら絶対に行きたいー!って……」
小野『その漫画は読んだことあるから知ってるけど……つまり、僕は…そのマスターの真似をすればいいのかい?』
つかさ「うん……ごめんね、変なこと押し付けて」
小野『わかった、やって見るよ!新しいお客さんのためだからね、たしかタキシードなら何着か持ってたし』
つかさ「ありがとう、だいちゃん」ウウッ…
197 名前:
かがみ「おーぃ、二人ともー、帰るわよー?」
かがみ「ってあれ?二人ともどこいった?」
みゆき「つかささんと泉さんなら用事があると言って先に帰られましたよ」
かがみ「えっ?二人いっしょに帰ったの?」
みゆき「はい、二人いっしょに」
かがみ「そう……」
200 名前:
かがみ「(ちょっと……どういうことよ、私を置いて二人で帰るなんて……仲間はずれもいいとこじゃない)」
かがみ「(こなたならまだしもつかさまで……)」
かがみ「(でも、そういえばつかさ……最近行動がおかしかったわね)」
かがみ「(昨日は聞きそびれたけど……あの日の夜……つかさ家を出たまま何時間も帰ってこなかった)」
かがみ「(今日は朝から元気そうにしてたからあえて聞かないでおいたけど……いったいあの夜何をしてたんだろう?)」
かがみ「(やっぱりどう考えてもおかしい……)」
みゆき「かがみさん、さきほどのお話の続きなのですが……ちょっといいですか?」
203 名前:
かがみ「どうしたのよみゆき、こんな場所に連れてきて」
みゆき「泉さん、ドラッグに興味を持っている様子でしたが……」
みゆき「覚醒剤についての説明を忘れていました」
かがみ「わざわざそのためにここに連れてきたの? いいわよ、その話は……もう」
みゆき「いえ、聞いてください」
みゆき「さきほど言いました覚醒剤ですが、本邦においては大麻についで若者の使用頻度が高い薬物だと言われています」
210 名前:
みゆき「と言いますのも、その背景には暴力団が外国の薬物犯罪組織と結託して薬物を密輸入し組織的に密売を敢行していること、及び」
みゆき「若者を中心に規範意識が低下したことに併せてインターネット、携帯電話の普及により」
みゆき「時間、場所に関係なく入手し易くなってる事が挙げられているそうです」
かがみ「……;」
かがみ「……ようするに、ドラッグに対する罪の意識が低下した若者が手を出しやすい薬物が覚醒剤ってことね?」
みゆき「そうなります」
かがみ「(……絶好調ね、みゆき)」
220 名前:
かがみ「で、その説明を私がこなたに伝えたらいいわけ?」
みゆき「いえ、私が言いたいのは……泉さんがこのような薬物の世界に興味を持つことで」
みゆき「いずれそのような物に手を出してしまいはしないかという事なのです」
かがみ「どういうこと?」
みゆき「先ほども言いましたが、覚醒剤は簡単に手に入る薬物です」
みゆき「金とルートさえ確保すれば誰でも入手できます、たとえそれが一人の高校生の少女でも……」
かがみ「ちょ、ちょっとまってよみゆき」
226 名前:
かがみ「いくらあいつでもさすがにそれくらいの分別はつくって」
かがみ「あれだけバカみたいにギャルゲやってても、なんだかんだで今まで犯罪は起してないわけだし……」
みゆき「一人なら……まだ、踏みとどまることも出来ます」
みゆき「両親や恋人……親しい友人の顔を思い出し……自分の良心と葛藤し、引き返すことも可能です」
みゆき「ですが、そこで一人でも共犯者を得ると……同意してくれる仲間を得ると、その瞬間、規範意識は急激に低下します」
かがみ「……なにが言いたいのよ」
みゆき「私が気になったのは………………つかささん」
かがみ「……えっ」
233 名前:
かがみ「……どういう」
みゆき「かがみさん……落ち着いて聞いてください」
みゆき「何か気づきませんでしたか?ここ最近のつかささんの違和感……」
みゆき「焦点の定まらない瞳孔、指先の震え、体臭、不自然な言動……どれも些細なものですが」
みゆき「覚醒剤依存症患者の症状に酷似しています」
みゆき「……それに左腕の注s」
かがみ「へ、変な事言うのやめてよ!つかさがそんなことするわけ」
みゆき「ではここ度々、つかささんは下校時にかがみさんや泉さん達とは帰らずに誰と帰宅していたのですか?」
かがみ「……っ」
みゆき「つかささんはアルバイトをしているのですか? 習い事をしているのですか?他校に恋人でもいるのですか?」
かがみ「……」
243 名前:
かがみ「……」
かがみ「……姉妹だもの、心当たりはあったわよ…………何ヶ月も前から」
かがみ「……何か学校であったのか?って……何かの事件に巻き込まれたりでもしてるんじゃないか?って」
かがみ「……でも、信じてた、つかさがそんなものに巻き込まれるはずが無いって……」
みゆき「…………かがみさん」
かがみ「私はどうすればいいの?何が出来る?」
かがみ「…………私……私、つかさにもしもの事があったら……………グスッ……ぅぅっ……」
256 名前:
みゆき「万が一可能性があっても……極力つかささんを刺激しないでください」
みゆき「もしもつかささんが、すでに薬物に手を出していたとすれば……刺激するのは非常に危険です」
かがみ「ただ黙って見てろっていうの?」
みゆき「いえ、見守ってください……そして観察してください」
みゆき「つかささんがおかしな行動を取っていないか、薬物を使用している痕跡は無いか」
みゆき「ですが、決してつかささんの部屋や携帯、持ち物等を勝手に触ってはいけません……刺激する原因となります」
かがみ「わかったわ、……グスッ……つかさが……誤った行動に走らないよう……監視する」
みゆき「決して感情的にならないでください、場合によっては警察の協力を得る可能性も出てきます」
みゆき「出来る事ならばそれは避けたいですから」
260 名前:
かがみ「……こなたは?こなたはどうなのよ?」
みゆき「まだ何ともいえません……すべて憶測の粋を出ていませんので」
みゆき「今はただ様子を見るしか……」
みゆき「私も大切な友達を失いたくないので……極力ちからを貸します」
かがみ「……」
270 名前:
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
こなた「いやー、まさかつかさからこんなアンダーグラウンドなネタを提供してもらえるとはね~」
こなた「逆にヲタクの『自信』てやつがブッこわれそうだよ」
つかさ「えへへ、私もほんとは全然詳しくないんだよ~、全部マスター(だいちゃん)に教えてもらっただけだから」
つかさ「マスターが今日はお店貸しきりだっていってたから、ゆっくりしていっても大丈夫だよ~」
こなた「にしても、つかさにこんな一面があったとは……まさに黒つかさとはこの事だねぇ」
つかさ「や、やめてよこなちゃん……そんなんじゃないってば」
つかさ「(だいちゃん……ちゃんと準備できてるかなぁ?)」
つかさ「(だいちゃんのお店、最初からバーみたいなふいんきだったし、だいちゃん自身もすごくオシャレさんだし)」
つかさ「(きっと大丈夫だよね)」
279 名前:
つかさ「おじゃましまーす! だぃ……マスター、友達連れてきたよー」
小野「いらっしゃい、つかさちゃん」
つかさ「(わぁ……ほんとにお店の中綺麗になってる、まるで本物のバーみたい)」
つかさ「(だいちゃんもタキシードに着替えちゃって……この短時間で大変だっただろうなぁ)」
こなた「始めまして~泉こなたです~」
小野『おまえさんはしかるべき所へと流れてきたわけだ……ゴミの行きつく場所、再処理場へようこそ』クルクル
こなた「おぉーーー!」
つかさ「(ごめんね、だいちゃん……こんなことさせて)」
285 名前:
小野『ところでお客さん、今の気分は?』
こなた『最高… 最高にサイコな気分』
小野『くだらんジョークが飛び出すのは耐性がついてきた証拠だ』
こなた『ううむ耐性か… ダブルでいけばまだまだ効くでしょ?』
つかさ「……」
つかさ「(ぅぅ……さっきからずっと漫画ネタやってる……これじゃ元ネタ分からない人おいてけぼりだよ)」
つかさ「(だいちゃん……セリフ全部覚えたのかなぁ? ……大変だっただろうなぁ)」
つかさ「(まさか……こなちゃん、会話だけして帰るつもりじゃあ……)」
つかさ「(ここはコスプレ喫茶じゃないんだよぉ?)」
295 名前:
つかさ「(ここは私が何とかしなきゃ……だいちゃんの努力が水の泡になっちゃう)」
つかさ「(何とかしてこなちゃんにシャブを使ってもらわなきゃ……)」
つかさ「ま、マスター、シャブをダブルで」
こなた『じゃあ私はペギラで』
つかさ「(こなちゃん!いいかげん漫画ネタはやめてよ!!)」
小野「すまんがペギラは材料切れでな……そもそもウチの店はシャブが相場と決まっている」
318 名前:
こなた「シャブ?(……なんか聞いたことあるような、でもそんなの漫画に出てきてたっけ?)」
小野「メタンフェタミンをベースとしたドーパミン作動性のカクテルだ」
小野「試して見るかい?」カチャッ…
こなた「え、それ……注射?」
つかさ「マスター、私から試してもいいー?」
小野「かまわないよ、自分で打つかい?それとも僕が打ってあげようか?」
つかさ「打ってください~!」
こなた「……つかさ?」
334 名前:
こなた「ねぇ……つかさ、何してるの?」
つかさ「えへへへ、今からマスターにシャブを打ってもらうんだよ~」
つかさ「ゆっくりやるから、よぉーく見ててねぇ~」ドキドキ
小野「つかさちゃん、人からされるのは久しぶりじゃない?大丈夫?緊張してない?」
つかさ「えへへ、ちょっと緊張するけど平気だよ~、こなちゃんも見てるし頑張らなきゃ」
小野「そうだね、ここじゃ先輩さんだもんね、それじゃ針刺すから目をつむってリラックスしてー…」プスッ…
つかさ「んあっ!?…………あ……あ……あ」パキパキパキ
こなた「……つかさ」
つかさ「つああああああああああああああああああ!! 効っくうううううううううううううう!!!!」
パッキーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
352 名前:
小野「やっぱりよく休んだ後の一発は効くだろうね? 調子はどうだい?」
つかさ「さ、最高すぎだよぉおお! パッキンパッキンだよおおおお!!」
つかさ「本当は今朝学校のトイレでちょこっとだけ炙りしちゃったんだけどおお!」
つかさ「やっぱりポンプはぜんぜんちかうよおおおおおおおおお」フーッフーッ
小野「それはよかった^^」
小野「今回はアンナカを隠し味として入れておいたからね、いつもより効きが強いと思うよ」
つかさ「んぎもぢいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃいいいいいい!!!!!!」
こなた「…………」
372 名前:
小野「どうするこなたちゃん、君も試して見るかい?」
こなた「え……でも」チラ
つかさ「んぎもぢいいいいぃぃいい」
こなた「私はやっぱり……」
小野「そうだね、じゃあまた今度にしよっか」
こなた「え?」
小野「慣れないうちはやっぱり怖いものだよ……どんなものでもさ」
つかさ「んぎもぢいいいいぃぃいい」
小野「でもせっかく気持ちいいことをするのに怖い気持ちのままやってもつまらないからね」
こなた「……」
小野「だから、こなたちゃんが自分から『試したい』って思ったら、その時にまたおいで」
小野「僕はいつでもここにいるから」
こなた「……」
つかさ「んぎもぢいいいいぃぃいい」
393 名前:
こなた「いっかいだけなら……」ボソ
小野「えっ?」
こなた「いっかいだけなら大丈夫……だよね?」
小野「まぁ、たしかに……一回くらいなら大丈夫だけど…………無理はしない方がいいよ?」
こなた「大丈夫……せっかく、来たんだし」
小野「わかった、じゃあ、一度だけ試してみよっか?」
こなた「お願いします」
小野「りょうかい」
431 名前:
キュポン………カチカチ
シャカシャカシャカシャカ…
……チャキッ
こなた「……ぅぅ」
こなた「……怖いよ」
小野「ん? ああ、ごめんごめん!」
小野「……シャブ作ってる時の音が怖いって言う人、けっこういるんだよ」
こなた「…………グスッ……グスッ」
小野「ほらほら、泣かない泣かない…………そうだ、この飴玉を口に入れてあげるから、さあ泣きやんで」
こなた「…………うん…………グスッ……」
こなた「………………………………甘い」
小野「でしょ? ほら、もう怖くない怖くない」
460 名前:
小野「こなたちゃん制服のソデしんどくないかい?」
こなた「……うん」
小野「腕のゴムはきつくないかな?」
こなた「……うん」
小野「だいぶリラックスしてきたね……それじゃあそろそろ刺そっか」
こなた「…………お願いします」
小野「腕の血管に針を刺すから、目をつむっててね」プスッ
こなた「……い、痛っ」
チューーーー……
こなた「あぁ……あ……ぁ……」
こなた「ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」ゾクゾクゾク
487 名前:
こなた「…はっ…はっ…はっ…はっ…はっ……………つ、つかさっ?」
つかさ「こなちゃん……きてくれたんだあああああああああ」
こなた「…はっ…はっ…はっ…はっ…はっ…はっ…」
つかさ「ねえこなちゃん!気持ちいでしょお?気持ちいでしょおおおお?やってよかったでしょおおおおお??」
こなた「…はっ…はっ…はっ…はっ…はっ…はっ…」
つかさ「こなちゃんだああああああい好きいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
512 名前:
小野「つかさちゃん、こなたちゃんは身体も小さいし、初めてでまだ慣れてないから」
小野「もう少しだけ優しく声をかけてあげて」
つかさ「そ、そうだよねっ! 気をつけるよっ」フーッフーッフーッ
小野「……こなたちゃん、身体はしんどくないかい?」
こなた「…はっ…はっ…はっ…………コクッ…」
小野「……そうか、それはよかった……………して、今の気分は?」
こなた「……はっ…はっ……す、凄く…クッキリっ…」
こなた「…はっ…はっ…はっ…はっ…はっ…」
523 名前:
小野「そうか、よかった順調に効いてるみたいだね、安心したよ」
つかさ「こなちゃん、こっちにおいでぇ?」
つかさ「私のひざの上においでよぉ」
つかさ「いっしょに手をつなごぉ?」
つかさ「いっしょにお喋りしたりお歌を唄ったりしよぉ?」
こなた「…はっ…はっ…はっ…はっ…はっ…」
539 名前:
こなた「…はっ…はっ……………つ、つかさっ?」
つかさ「なぁに? こなちゃん」
こなた「つかさっ……わ、私っ……どうなってる?」
こなた「なんだか、凄くクッキリ見えるよっ?……つかさの顔も、髪の動きも、ス、スカートのしわも……クッキリ……クッキリ見えるよっ?」
つかさ「それで普通だよぉ……私もこなちゃんの顔くっきりみえるよぉ」
こなた「ね、ねえ、つかさ……私の顔……へ、へ、変なことになってない?? ……かっ、カチカチになってたり、し、しないっ??」
つかさ「ぜんぜんヘンじゃないよぉ……いつもの可愛いこなちゃんだよぉ」
555 名前:
パキパキになった私とこなちゃんはこのような他愛のない会話を日が沈むまで続けました。
こなちゃんは私のひざにもたれながら私の顔を見あげ、私はそんなこなちゃんの顔をやさしく見下ろしていました。
時々だいちゃんと目が合うとニコッと微笑んでくれて……その目線はまるでじゃれ合う子猫を見守るような優しい目でした。
しばらくするとこなちゃんの身体も慣れてきたみたいで、少しずつ呼吸も落ち着いてきたみたいです。
私は大好きなこなちゃんとこの世界でも友達になれたことで胸いっぱいになってしまい、涙をぐっとこらえました。
569 名前:
小野「大丈夫ふたりとも?ちゃんと家まで帰れるかい?」
つかさ「ありがとうだいちゃん、もう平気だよ」
こなた「いやー、お世話になりました」
だいちゃんのお店で好きほうだい遊んだ後、私たち二人は家に帰ることにしました。
私の手には1gのガンゴロ、こなちゃんの手には一回分のシャブが入った小ビン
どちらも紹介料ってことでだいちゃんからのプレゼントです。
私たち二人はさっきまでの余韻を楽しみながらお互い手をつないで家までの道を歩きました。
577 名前:
こなた「まっくらだねぇ」
つかさ「そうだね~」
こなた「早く帰んなきゃまたお父さんに心配されちゃうよ」
つかさ「私も、お姉ちゃんたちに心配されちゃうかも……」
こなた「クスクス」
つかさ「?」
こなた「いやいや、ハイになってるときのつかさは凄かったなぁって思ってさ」
こなた「学校で見せる顔とは全然違うんだもんなぁ、ありゃいいもん見たよ」
つかさ「もう、こなちゃん!その話は恥ずかしいからやめてよ~///」
つかさ「こなちゃんだって……最初のほう、怖くて泣いちゃってたくせにぃ」
こなた「ぬぅ……その話はハズいからやめてくれ///」
586 名前:
つかさ「そういえば、私が初めてポンプ打ったときも……ああやって口にアメ玉を入れてくれたな~」
つかさ「泣き止まない私の頭を撫でて『大丈夫だよ』『怖くないよ』って励ましてくれたっけ……」
こなた「あいつ女をたらすのうまそうだよねぇ、顔も俗に言うハンサムだし」
つかさ「えへへ……そうだねぇ、でもだいちゃんはそういう事はしないよ思うよ~」
こなた「そういえばさ、なんでつかさは始めようと思ったの?きっかけとかあるの?」
つかさ「きっかけ…………きっかけかぁ」
596 名前:
つかさ「1学期の中間テストあったでしょ?」
こなた「ん? ああ、たしかつかさがクラス最下位だったやつだよね?」
つかさ「ち、ちがうよ…………私の下にも4人いたもん」
つかさ「それでね……みんなには内緒にしてたんだけど……あの日の夜、私、家出したんだ……」
こなた「え!? マジで?」
つかさ「……うん」
こなた「かがみはその事知ってるの?」
つかさ「ううん、お姉ちゃんはその時間もう寝ちゃってたから……たぶん知らないと思う」
こなた「どうしてそんなことしちゃったのさ?」
600 名前:
つかさ「私ね、あのときのテスト、自分なりに頑張ってたんだ」
つかさ「分からないところはお姉ちゃんに教えてもらったり、先生に聞いたり」
つかさ「結果があんなのだったから信じてもらえないかもしれないけど、本当は一ヶ月前から勉強してたんだよ」
こなた「……」
つかさ「そりゃ周りはおかしいと思うよね? お姉ちゃんの成績は学年で上位なのに妹の私はクラスで下から5番目」
つかさ「みんな言うんだ、『お姉さんは優秀なのに妹さんはねぇ…』って」
つかさ「どうして?同じ姉妹なのに?どうして私だけこんな思いをしなきゃならないの?」
つかさ「お姉ちゃんが努力してるのはよく知ってるよ、でも、私だってサボってたわけじゃないんだよ?」
607 名前:
つかさ「布団に入ってもそんなことばかりが頭をまわってて、いつまでたっても寝れなくて…気づいたら私、家を出てたんだ」
つかさ「あてもなくふらふら歩いて……気がついたら公園のベンチに座って泣いてたの……」
つかさ「そのときに声をかけてくれたのがだいちゃんなんだ」
こなた「注射打ったの?」
つかさ「ううん、その日はまだ、……私は一目見てこの人は悪い人じゃないって思って、悩んでたことを全部話したの」
つかさ「そしたらだいちゃんが『ちょうどコンビニで夜食用にパンを買ってきたところだけど、一緒に食べる?』って」
つかさ「コーヒーパンを半分こしてくれたんだけど……そのパンを食べたとたん元気が沸いてきて、なぜか涙が止まらなくなって」
こなた「そのなかに薬が入ってたんだ?」
つかさ「……今思うとそうかもしれない」
621 名前:
つかさ「それでね、むせび泣く私にだいちゃんは言ってくれたんだ」
つかさ「『僕は悲しんだり苦しんでる人を元気にすることが出来るんだ…君はもう大丈夫だからお家へお帰り』って」
つかさ「でも私はどうしても恩返しがしたかった、自分じゃどうすることも出来なかった私を助けてくれたこの人に」
こなた「……」
つかさ「薬の影響もあったと思うけど、あの日の私はなぜかすごく積極的になっちゃってて……」
つかさ「最初は家に帰るように促していただいちゃんも根負けして、最後にケータイの番号を教えてくれたんだ」
こなた「それで今に至ると」
つかさ「……うん」
637 名前:
こなた「さすがというか、つかさらしいというか……う~ん」
こなた「でもそうなるとつかさってだいぶ前からやってたことになるじゃん!1学期の中間の後からずっとでしょ?」
こなた「そんなに続けてて大丈夫なの?やめれるの?」
つかさ「それは平気だよ、1週間くらいやらなくても何とも無いし、今でもやめようと思えばすぐにやめれるよ~」
こなた「……そっか、 まぁ、私はこれで最後にするけどね」
つかさ「ええっ!? どうして??」
646 名前:
こなた「たしかに前からこーゆーモノに興味はあったけどさ、実際やって見て思ったんだ……知らないほうが良かったかなって」
つかさ「……どういう」
こなた「本や漫画で読み聞きしてる程度でよかったんだよ、私たち、……私たちは自分たちの身の丈以上の世界を知っちゃったんだよ」
こなた「だからつかさも、これを気にやめようよ、そうしないと…」
つかさ「どうしてそんなこと言うの!?ねぇ!?」
こなた「……つかさ」
つかさ「こなちゃんが知りたいって言うから教えてあげたのに!ひどいよ!」
661 名前:
こなた「つかさは…………少し前までそんなことを言う子じゃなかった」
こなた「今になって思うけど……学校でのつかさも、ここのところ様子がおかしかったよね?」
つかさ「……なっ」
こなた「実はね、私さっきから震えが止まらないんだ……身体もなんだか凄く重いし、目の奥も痛い」
こなた「それに本当の事を言うと……………………私もう、さっきの注射が欲しくなってるんだ」
つかさ「…………えっ」
こなた「やっぱり何かしら影響があるんだよ……そうじゃないと警察も取り締まったりしないでしょ?」
こなた「もう帰ろう? 早く寝なきゃ、明日も学校だし……………私家こっちだから、またね、つかさ」
674 名前:
そういってこなちゃんは家の方向の暗い路地へと消えていきました。
『早く寝なきゃ、明日も学校だし』
普段のこなちゃんなら絶対に口にしないであろう言葉。
その言葉を聞いたとき、なぜか背筋がゾクッとしました。
685 名前:
家に帰るとお姉ちゃんがいました。
いつもみたいにまた問い詰められるのかと身構えていたけど
意外にもお姉ちゃんは優しい表情で「こなたとゲマズ行ってきたの?」「楽しかった?」と聞いてきました。
お姉ちゃんの目…泣いてるように見えたけど、私は疲れていたので何も考えずに簡単な返事だけして自分の部屋に入りました。
つかさ「明日は金曜日か……あきちゃんと遊ぶ日だったっけ」
つかさ「そうだ、だいちゃんも誘って見よう」
私は携帯でだいちゃんに明日あきちゃんと遊ぶ内容を伝えて、一緒に行こって誘ってみましたが
その日は仕事が入ってるから無理だって断られました。
はぁ……まあいっか、あきちゃんと遊べるだけでも十分だよ、早く寝て明日にそなえよ。
そうつぶやきながら私はハルシオン2錠を水で飲みほし眠りにつきました。
次の日、こなちゃんは学校には来ませんでした。
709 名前:
つかさ「じゃあ、ちょっと私でかけてくるからっ……」
かがみ「いってらっしゃい、友達のお家?」
つかさ「う、うん、じゃあいってくるから……ごめんなさいっ」バタン
かがみ「(つかさが出ていった……こんな遅い時間に)」
かがみ「(みゆきの言われた通り極力刺激しないように見守ってるけど、これじゃ何もしてないのと変わらないじゃない)」
かがみ「(つかさが覚醒剤?そんなわけない、あの子に限って……絶対そんなわけない)」
かがみ「(そうだ……つかさの部屋に行けば、つかさの部屋に行けば何か分かるかもしれない)」
722 名前:
かがみ「……何、これ」
かがみ「注射器……ライター、スプーン、それに……この袋に入ってるのって」
かがみ「…………うそでしょ?」
730 名前:
帰ってきたらまた書こうと思います。
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