つかさ「私、すごくすごいなぁ~」
つかさ「きっ……キラキラしたいなぁ~」
かがみ「どうしたのよつかさ、目ギラギラさせて……熱でもあるんじゃない?」
つかさ「ないよっお姉ちゃんっ!えへへ~そんなのないないないないっ!」
つかさ「ふーっふーっふーっ」
つかさ「シャブって気持ちいいなぁ~」
006 名前:
つかさ「んぎっ!?そ、そうかなぁ~、へ、へ、へんかなぁ~?」
かがみ「まぁ、つかさが元気ならそれでいいんだけど」
つかさ「えへっ☆つかさは元気だよ~」
つかさ「お姉ちゃんだあああああああああああああいぃすきぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
007 名前:
みなさんはもう気づいていますか?
そう、今シャブをキめいてます。
本当はいけないものだって分かってるんだけど……
量と使い方さえちゃんと守れば安全なお薬だし、いつでもやめれるし、むしろ助けてもらえることのほうが多いから
ふだんの全国模試での平均偏差値が40に満たないクズ以下の私ですが
今回はこの子(シャブ)のおかげですっごく勉強に集中できて
テストの点数もこなちゃんよりいい結果を出せたんですよ。
だから私はこの子と一緒に生きていくって決めたんです。大丈夫、ずっと一緒だよ。
010 名前:
小野「おお、つかさちゃんいらっしゃい、今日はやけに元気だね」
つかさ「えへへ~、さっき家でポンプ(注射器)打って来たところなんだ~」
小野「そっか、どうりで^^ でもほどほどにしなきゃダメだよ」
つかさ「うん!ありがと~」
この人の名前は小野だいすけ。
私にシャブを教えてくれた人です。
古アパートのひみつの部屋でプッシャー(薬の売人)のお仕事をしています。
いつも安い値段で質のいいシャブを提供してくれる優しいお兄さんです。
私は親愛の意をこめて「だいちゃん」って呼んでます。
015 名前:
小野「へぇ、見せてくれるかい?」
小野「おぉっ!英語が75点!?すごいじゃないかつかさちゃん!頑張ったね!」
つかさ「えへへ/// 他の科目はまだまだだけどね~、、」
小野「それだけでも大した成長だよ、もう少し足りない子かと思っていたけど……やっぱりつかさちゃんはやればできる子だね^^」
つかさ「そんなことないよぉ、みんなお姉ちゃんやだいちゃんのおかげだよ~///」
小野「そうだ!つかさちゃんにいいもの見せてあげるよ」
つかさ「?」
022 名前:
まるで氷砂糖のようなその塊は蛍光灯の明かりに反射してチカチカと濡れたように輝いていました。
つかさ「これ……もしかして!?」
小野「そう、純粋な北朝鮮産のガンゴロ(シャブの結晶)だよ、もちろん混ぜ物もゼロ」
つかさ「すごい、私こんな綺麗な結晶はじめて見たよ~」
小野「こいつは混ぜ物が入ってないからね」
小野「だから、以前よくつかさちゃんが言ってた頭痛や吐き気も殆ど起きないんだよ」
つかさ「(そっか、あの頭痛は混ぜ物のせいだったんだ)」
つかさ「(私てっきり何かの病気かと思ってたよ~、えへ)」
025 名前:
小野「そうだなー」
小野「これだけ質が良いと、安くても1グラム7万はするかなぁ」
つかさ「えーっ! 7万円もするの!?」
030 名前:
つかさ「そうなんだ……」
小野「そうそう、そこでなんだけど」
小野「テストで良い点取ったつかさちゃんに、ご褒美としてこのガンゴロをプレゼントしようと思うんだ」
つかさ「えっ!?」
小野「つかさちゃん良く頑張ってたからね^^」
つかさ「でもそんなの、……悪いよぉ」
小野「僕ね、学生の頃勉強が嫌いだったから、つかさちゃんみたいな努力家を見ると心の底から尊敬してしまうんだ」
034 名前:
小野「前日になってからようやく焦り始めて、結局一夜漬けになってしまったりね」
つかさ「そうなんだ(なんだかこなちゃんみたいだな~)」
小野「でも、つかさちゃんは1ヶ月以上前からちゃんと勉強してたよね、その結果が点数に反映されたんだよ」
つかさ「えへへ/// 」
つかさ「でも、たまに漫画読んじゃったりもしたよ」
小野「ははは、まあ今回のは僕の気持ちと言うことで受け取ってくれないかな?」
小野「いつも良く買いに来てくれてるからね、サービスだよ^^」
つかさ「ありがと~、だいちゃん」
041 名前:
みき「つかさ、今日は少し帰りが遅かったんじゃない?」
つかさ「……ぅ、うん」
ただお「友達の家に遊びに行ってたのかい?」
つかさ「……うん」
かがみ「あれ? あの後こなたの家にでも行ってたの?」
つかさ「ええっと、こなちゃんの家じゃないけど……その」
みき「これから遅くなるときは早めに連絡しなさいよ」
ただお「そうだな、そのための携帯電話だからね」
つかさ「……うん」
つかさ「……」ソワソワ
044 名前:
みき「そうね」
かがみ「一緒に夜遅くまで勉強したもんね、つかさ」
つかさ「……うん」
はやく
ただお「つかさは今回英語のテスト、特に良くがんばったね」
つかさ「……うん」
はやく
050 名前:
かがみ「あれ? つかさ、さっきからあんたお箸進んでないじゃない?」
かがみ「食欲ないの?」
つかさ「えへへ……えっと」
ああ、はやく
つかさ「もう……おなかいっぱいかな、えへへ」
はやく今日もらった子を試したい
059 名前:
ただお「無理しなくていいさ、また食べたくなったらおいで」
みき「残りは冷蔵庫に入れてるからね」
つかさ「……うん」
つかさ「ありがとう」
つかさ「私、先に部屋に戻ってるね!」トタタタ バタン!
かがみ「ちょっとつかさ、大丈夫?」
かがみ「……つかさ」
070 名前:
私は部屋に入るなり大急ぎでカバンを開いてひみつの七点セットを用意しました。
注射器、駆血帯、スプーン、耳かき、ライター、ミネラルウォーター
そしてもちろん、だいちゃんにもらったキラキラのガンゴロ(シャブの結晶)も。
つかさ「はぁはぁはぁはぁ」ワクワク
つかさ「はやく、はやく」ドキドキ
つかさ「あたらしい子はどんな味かな??」ワクワク
つかさ「わっ、わくわくするよぅ><」ドキドキ
私は高鳴る胸を押さえながら慣れた手つきで作業を進めました。
まず砕いたガンゴロを少々耳かきですくいスプーンの上へのせてミネラルウォーターを加えます。
そしてスプーンの下からライターの弱火でじっくりことこと時間をかけて溶かしていきます。
ガンゴロが角砂糖のように溶け始めたらそれが合図、蒸発しちゃう前に火を止めます。
後は少し冷めた頃を見計らって注射器で吸い上げます。このとき空気が入らないよう注意。
これで準備完了!
084 名前:
つかさ「えへへ、できあがり~」
つかさ「あとはこの駆血帯で腕の付け根をしばって~血管を浮かせて~」ギュッ ギュッ
つかさ「よいしょ!よいしょ!」グッパ グッパ
つかさ「(そういえば少し前までだいちゃんに打ってもらってたんだよね)」
つかさ「(注射器を怖がる私に優しく教えてくれたっけ……)」
つかさ「(まただいちゃんに打ってもらいたいな~)」
104 名前:
つかさ「(そういえばこの子、北の国からはるばる日本までやってきたんだよね)」
つかさ「(……そう考えるとなんだか愛おしいな~)」
そんなことを考えていると血管が浮いてきました。
私は注射痕のない場所を慎重に選んでゆっくりと針を刺し、中身をすべて注入しました。
つかさ「いただきまーす」
プスッ チューーー……
つかさ「くあっ」カキーーン!
つかさ「……あっ……あっ……あっ」ゾクゾクゾク
123 名前:
そう、その瞬間、1000年もの間溶けなかったアルプスの氷が綺麗な清流となって私の背中から首の後ろを流れました。
身体中の小さな毛がピンと針のように逆立って、その隙間を銀色の小さなトカゲが這い回るような感覚が襲いました。
身体の底から得も言えぬ快感、力、勇気、夢、希望、集中力のようなものが沸いて来て
でも目や頭の中はとても澄み切っていてまさに曇りなしの明瞭止水でした。
つかさ「だ、だいちゃん……これ、す、すごいよぉ」
つかさ「すごすぎるよぉ……」
つかさ「こんなことって……」
つかさ「そ、そだ……前にだいちゃんがRUSUを一緒にキメると気持ちいいって言ってたっけ」
つかさ「RUSUどこに直したかなー……」
つかさ「えーっと、えーっと」ガサガサ
つかさ「ふーっふーっふーっ」ゴソゴソ
140 名前:
RUSHというのはビデオクリーナーの名目で少し前まで普通の雑貨屋さんでも売られていた脱法ドラッグです。
今じゃ手に入らないんだけど、この前シャブを買いだめしたときにおまけでだいちゃんからもらったのです。
まだ試したことなかったけど、一回やって見たかったんだよね~。
私は歯ぎしりをしながら小さな小瓶のふたを開けてその揮発性のジェルから立ちのぼる気体を勢いよく鼻から吸引しました。
つかさ「んがっ!?」カーーーーーーーーーン!
つかさ「んああああああああああああ!」パキパキパキ
つかさ「ど、どんだけぇえええええええ!!!!」パッキーーーーーーーーーーーン!
171 名前:
つかさ「い、い、い、今なら、私、きっとテスト100点取れるよぉおお!」
つかさ「今なら、全国の県庁所在地も英語の熟語も歴史の年号も円周率も因数分解も微分積分も全部覚えられるよおおおおおおお!」
つかさ「ハードル競争も開脚前転もパン食い競争も二点倒立も反復横飛びもできちゃうよおおおおあああ!」
つかさ「も、も、もう怖いものなんてなにもない!どっからでもかかってこいー><」
コンコンコン
かがみ「つかさ……ちょっと入ってもいい?」
つかさ「はんふっ!?お姉ちゃん!!?」
つかさ「あわわわわ、ちょっとまってぇー、、えへへへ」ガサゴゾ
189 名前:
アッパーガンダム
スピードガンダム
か・・・かっこいい
192 名前:
私は大慌てでひみつの七点セットを押入れに隠しました。
あ!そうだ、ソデも戻して注射痕も隠さなきゃ!
かがみ「はいるわよー」ガチャッ
つかさ「えへへー、どうぞどうぞー」
かがみ「つかさ」
つかさ「なぁーにー?お姉ちゃん」ニコニコ
かがみ「藪から棒だけど……あんた、何か学校で嫌な事でもあったの?」
つかさ「ええー?どうして?学校大好きだよー?」
かがみ「いや、ならいいんだけど」
かがみ「あんた最近、少し変だから……」
211 名前:
かがみ「突然部屋で大声出したり、無駄にテンション高かったり」
かがみ「かと思うと全然ご飯食べなかったり……」
つかさ「そ、そ、そうかなぁ~」
つかさ「ちゃ、ちゃんとご飯食べてるよぉ」フーッフーッフーッ
かがみ「……つかさ」
かがみ「何か悩んでることがあったら言ってよね、私たち家族なんだから」
つかさ「うん!ありがとおおおおおお!」フーッフーッ
つかさ「お姉ちゃんだああああああああああいぃすきぃぃいいいいいいいいいいいい!!」フーッフーッフーッ
230 名前:
かがみ「(つかさ、目の焦点があってなかった……)」
かがみ「(それに顔色もおかしかったし、しゃべり方も……)」
かがみ「(まさか、何かの病気ってわけじゃないわよね?)」
かがみ「(私の思い過ごしならいいんだけど……)」
243 名前:
つかさ「(えへへ、お姉ちゃんに心配されちゃった☆)」
つかさ「(やっぱり私お姉ちゃんにヘンって思われてたんだ)」
つかさ「(でも、きっとバレてないよね!)」
つかさ「(うん大丈夫!)」
つかさ「(だって今の私は今までに無いくらいハイだから!)」
つかさ「どっからでもかかってこいー><」
267 名前:
私は自分の気持ちを抑えることができず気がつくとパジャマ姿のままパッと外へ飛び出していました。
大丈夫、お姉ちゃんには見られてないし、お父さんやお母さんにも。
私、すこし出かけてくるね、とくにあては無いけど……この気持ちを抑えたまま部屋でこもってるなんて出来ないんだよぉ。
私はキラキラしたいんだ。そう、KIRA KIRA したいだけなんだ!
寒空の下、私は家からとなり町までの急な坂道を全速力で駆け上がりました。
途中、空の星たちが流れ星となって私を応援してくれてるような気がしました。
つかさ「私、星になってる……」
296 名前:
坂道をを全速力で駆け上り、気がつくとそこは高い丘の上の公園でした。
あれだけ走ったのにちっとも疲れないんだよ~、まるで背中に魔法の翼が生えたみたい。
シャブの力ってすごいなぁ……
眼下には民家の窓からのぞく光がキラキラと光っていてとても幻想的でした。
つかさ「あの光の中に私のおうちもあるんだよね~」
つかさ「私たちっていつもあんなにキラキラした光のなかで暮らしてたんだ……」
つかさ「綺麗だな~、まるで光を敷き詰めた宝石箱みたい……」
つかさ「神様……こんな宝石箱の中に私を生んでくれてありがとう……」
女の子「ねぇあんた、取り込み中のところ悪いんだけどさぁ」
つかさ「ほぇっ!? ……わ、私?」
女の子「あんた以外誰がいんのよ」
女の子「ねぇライター持ってない?」
310 名前:
突然話しかけてきたのは背の低い女の子。
けだるそうな表情で公園のベンチに座っていました。
歳はゆたかちゃんくらいに見えるんだけど、この子、手にタバコを持ってる……。
女の子「ねぇ、火ぃもってんの?もってないの?」
女の子「あたしライターオイル切らしてんのよ」
つかさ「ええっ…えっとぉ(たしか七点セットのライターをポケットに入れてたような)」
つかさ「あ、あった!あったよ」
つかさ「どうぞっ」
女の子「ああ、サンキュー」カチッ シュボッ
女の子「フーーーーー…ッ」
女の子「スパー…」
つかさ「……」
337 名前:
つかさ「あ、あの……」
女の子「あん?」
つかさ「えっと、えっと……」
女の子「あー、はいはい、これ吸いたいんでしょ?」
女の子「少しだけよ?」
つかさ「わわわ、私はいいよ、タバコは、、」
女の子「はァ?」
つかさ「ごめんなさい、だって、その……」
つかさ「私、まだ未成年だし……」
366 名前:
女の子「……へぇ」
女の子「未成年ねぇ………クスクス」
つかさ「ううっ……何がおかしいのぉ」
女の子「いや、おかしいもなにもさぁー」
女の子「シャブきめてパジャマ姿のまま夜の公園まで走ってきて『神様ありがとー』とか叫んじゃう奴が」
女の子「どの面下げて『未成年だからタバコは吸いません』よ?」
女の子「すごい世の中になったもんねぇーまったく」
つかさ「なっ!」
384 名前:
やばいよ、バレてる。
どうしよう、何でわかったんだろう!?
だいちゃん以外の誰にも話してないのに。
つかさ「あ、あ、あ、あの、その、」
女の子「何でわかったんだろう?って?」
つかさ「えっ!? ちがっ……私、シャブとか、その、、」
女の子「はぁーーーー……」
女の子「あんた、ほんと頭弱そうね」
400 名前:
女の子「パックリ開いた瞳孔、定まらない視点、独特の体臭、不自然な挙動」
女の子「十中八九シャブかMDMAってとこね、どーせそのライターも炙りに使うんでしょ?」
つかさ「……」
女の子「あーぁ、あんたそんなじゃじきにパクられるよ?」
女の子「なんてゆーかスキだらけ、この世界で生きていこうと思ったら頭つかわないとさぁ」
つかさ「……」
つかさ「……(どうしよう)」
つかさ「……(BADになってきた)」
413 名前:
女の子「スパー…」
女の子「心配しなくても誰にも喋ったりしないわよ」
女の子「てゆーかチクったらあたしがパクられるし」
つかさ「……えっ?」
女の子「これタバコじゃなくてガンジャ」
つかさ「……がん…じゃ?」
434 名前:
女の子「マリファナ、大麻、ポット、クサ……わかる?」
女の子「あたしもあんたの仲間ってこと」
つかさ「あ、マリファナって……あの、麻薬の……?」
女の子「フー…」
女の子「あんたさァ、さっきからそれ突っ込んで欲しくてやってるの?」
女の子「それともマジで天然?」
つかさ「……えっ」
女の子「何でシャブやってる奴が ガ ン ジ ャ し ら な い の よ ?」
454 名前:
つかさ「だって……私」
つかさ「シャブ以外ほとんどやったこと無いんだもん……」
女の子「ふーん」
女の子「シャブ好きは一途な奴が多いっていうからねぇー」スパー…
女の子「まぁ、私もたまにやるけどね」
つかさ「え!シャブやるの?」
つかさ「その……あなたも?」
481 名前:
女の子「あー……」
女の子「そーいや、名前まだ言ってなかったっけ?」
つかさ「う、うん」
女の子「あたしは小神あきら、あきらでいいよ」
つかさ「私は柊つかさ!つかさって呼んでね」
つかさ「あきらちゃんかー、男の子みたいで可愛い名前だね~」
あきら「ほっとけよ、そこは」
つかさ「じゃあ、あきちゃんって呼んでいい?」
あきら「ご自由に」
503 名前:
つかさ「そだ、アドレス交換しよー」
あきら「……あんた初対面の相手によくやるわね」
つかさ「えへへー」
つかさ「あきちゃんいい人そうだし、私平気だよ~」
あきら「まぁ別にいいけど」
あきら「ところであんた、赤外線つかえるの?」
つかさ「うん!大丈夫だよー」
つかさ「ちょっとまっててね」ガサゴソ
つかさ「……あれ?……おかしいな?」ガサゴソ
つかさ「……ちょっとまっててね、、」ガサゴソ
あきら「……」
529 名前:
つかさ「ううっ……ごめんなさい」
つかさ「……家に置いてきたみたい」
あきら「……」
つかさ「せっかく友達になれたのに……」
あきら「……別にあんたがあたしに番号教えてくれりゃいいじゃん?」
あきら「ワンコールするからさ」
つかさ「その……携帯の番号……まだ覚えてなくって」
あきら「……」
つかさ「……ごめんなさい」
あきら「……」スパー…
541 名前:
あきら「もっかいライター貸して」
つかさ「はっ、はいっ」
つかさ「どうぞっ」
あきら「……」キュキュキュキュー…
あきら「ほら、あたしの携帯番号、シールの部分に書いといたから」
つかさ「わあ!ありがとう!あきちゃん」
つかさ「家に帰ったらすぐに電話するよー」
あきら「いいよ今日は、めんどくさいから」
つかさ「……ぁぅ」
550 名前:
あきら「はー…、冗談だって……………………まぁ、これも何かの因果ね」
あきら「いつでもかけてきたら? 暇だったら相手してあげるよ」
つかさ「ほんと!?ありがとう!」
あきら「……暇だったらね」
つかさ「うん!」
つかさ「(えへ、このライターお守りにしよっと)」
559 名前:
つかさ「そういえば……少しおちついてきたかも」
あきら「抜けきる前に家帰ったほうがいいよ? どーせ遠いところから来たんだろーし」
つかさ「うん、そうだね」
つかさ「あきちゃん、今日はいろいろありがと~」
あきら「別になにもしてないけど」
つかさ「えへへ」
565 名前:
つかさ「じゃあまた電話するねー」
つかさ「今度また一緒に遊ぼうねー」
あきら「はいはい」スパー…
つかさ「ばいばいー」
あきら「ばいにー」
あきら「(変な奴……)」
578 名前:
家までの帰り道は想像以上に遠く、行きの10倍、20倍の距離があるように感じました。
シャブは元気の前借りって聞いたことあるけど……もしかしたら本当にそうなのかも。
効いてるときは何をしても疲れないし眠くもならない、もちろん気分も落ち込んだりしないのに。
いったん抜けると今まで押さえていたリミッターが外れたみたいに疲れやダルさの波が一気に押し寄せてくる。
まるで溜め込んでおいた夏休みの宿題みたい。
つかさ「はぁ…はぁ…はぁ…」
つかさ「お家、まだかなぁ……」
つかさ「ケホッ……けっこう遠いところまで歩いたんだなぁ……」
つかさ「あれ~?行きは歩いたんじゃなくて走ってたんだっけ……?」
つかさ「えへへ……もう、どっちでもいいや……」
592 名前:
ガチャッ…
つかさ「ただいまぁ…(ってもうみんな寝てるよね……)」
つかさ「(そういえば私、玄関の鍵かけずに出て行ったんだっけ……)」
つかさ「(お姉ちゃんたち、私が夜中に抜け出したこと知ってるのかな……?)」
つかさ「(大丈夫だよねきっと、心配のしすぎだよね……)」
つかさ「(みんなを起こさないように、静かに部屋に戻ろう……)」
つかさ「(はやく寝なきゃ……)」
ギシ… ギシ… ギシ…
604 名前:
つかさ「わー、お布団はやっぱ気持ちいいなぁ><」
つかさ「今日はいっぱい歩いたし、ぐっすり眠れそうだよぉ」
つかさ「あきちゃんはもうお家に帰ったのかな~?」
つかさ「私よりも小さい女の子なのになんだかしっかりしてたなぁ……」
つかさ「今日はもう遅いから明日電話してみようかな?」
つかさ「(……私の秘密を共有できる友達……だいちゃん以外で初めての友達)」
つかさ「また会えるといいなぁ……」
つかさ「おやすみなさぃ……」
619 名前:
ガバッ!
……寝れない。
……どうして?
……こんなに疲れてるのに。
……こんなに眠たいのに。
……ううっ
……布団に入って目をつむると、頭の中でおもちゃの兵隊が行進するよぉ
……まだ抜けきってないのかなぁ?
……夜遅くにキメたのがいけなかったのかなぁ?
……しんどいよぉ。
628 名前:
眠たくなってきたのでそろそろ落ちます。
支援してくださった皆さんありがとうございます。
明日残っていたら続き書きます。
おやすみなさい。
711 名前:
保守していただきましてありがとうございます。
目が覚めたので>>619の続きを書きます。
717 名前:
つかさ「……あきちゃんに電話してみようかなぁ」
つかさ「もう寝ちゃってるかなぁ……」
つかさ「でも寝てたら出ないだろうし……ためしにかけてみよう」ピポパピパポピ
……プルルルルル……プルルルルル……プルルルルル……プルルルルル……プルルルルル……
つかさ「……出ない」
つかさ「……そりゃそうだよねぇ」
つかさ「だいちゃんもこんな遅い時間に電話でないし……」
つかさ「……」
つかさ「牛乳でも飲んでこよ~」
719 名前:
つかさ「ゴクゴクゴク……ぷは」
つかさ「これで少しは眠たくなるかな」
つかさ「こなちゃんも寝る前にあたたかいミルクを飲んで20分ほどストレッチをすると朝まで熟睡できるって言ってたし」
つかさ「きっと、これで大丈夫だよね」
つかさ「おやすみなさい~」
720 名前:
昨日の晩、けっきょく私は朝まで熟睡することが出来ませんでした。
疲れはピークに達しているので、少しでも横になって身体を休めようとしたんだけど……
身体の奥底から動け動けと命令されているようでじっとしていられず、結局朝まで漫画を読んだり音楽を聴いたりして過ごしました。
つかさ「おはよー…」
みき「おはようつかさ、今日はずいぶんと早起きなのね」
つかさ「う、うん、えへへー…」フラフラ
かがみ「ふぁー、おはよー」
つかさ「あっ、お姉ちゃん……………お、おはよー…」
かがみ「……つかさ」
かがみ「…………お、おはよう」
つかさ「……」
かがみ「……」
723 名前:
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~朝の登校時~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
かがみ「…………」
つかさ「(ぅぅ……お姉ちゃん、沈黙が怖いよぅ)」
つかさ「(……やっぱり昨日の事怪しんでるのかな?……夜中に家を出たことも……ひょっとして知ってるのかな?)」
つかさ「(……昨日はハイになってたから全然気にならなかったけど)」
つかさ「(……普通の人の目から見たら……昨日の私がした行動って……どう考えてもヘンだよね)」
つかさ「(……ま、まさか、もうお姉ちゃんにはバレてたり……そ、そんなことないよね?)」
727 名前:
つかさ「(……でも、もしお姉ちゃんが気づいてたら……知っていたら)」
つかさ「(いや、お姉ちゃんはきっと知ってるんだ……私が……やってることも)」
つかさ「(そして……お母さんやお父さん、まつりお姉ちゃんやいのりお姉ちゃんにも、いつか喋ってしまって)」
つかさ「(そして、ゆくゆくは私の押入れの中も調べられて……中から七点セットが見つかって……そして警察の人に)」
つかさ「(いやあ、そんなのいやあ、いやああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!)」
かがみ「ねぇ、つかさ?」
734 名前:
つかさ「い、いやああああああっ!」
かがみ「え?ちょっ、ど、どうしたのよつかさ?」
つかさ「……あっ、ああ………お、お姉ちゃん?」
かがみ「……どうして急に大声出したの?」
つかさ「あ、えへへ、、そうだよね……ごめんね、おどろかせて……えへへ、、」
かがみ「さっきから、ずっとぶつぶつ言ってるし……」
かがみ「ほんとにどうしたの?顔色も悪いよ?」
つかさ「ほ、ほんとうに、ほんとうに、大丈夫……だからぁ、、」
かがみ「……」
かがみ「……そういえば、あんた昨日の夜n」
こなた「やほー、おふたりさん!」
736 名前:
760 名前:
つかさ「お、おはよーこなちゃん!」
かがみ「…………おっす」
こなた「むむ?どうしたのかがみん、朝からやけに大人しいじゃん」
かがみ「……別に、あんたが元気すぎるだけじゃないの?」
こなた「ふむ、……もしやこれは恋の悩みだね? 何でも聞いてあげるから話してごらん? ほーれほーれ?」
かがみ「まったく朝から、お前の頭ん中はそんなことしかないのかっ …………そーゆうのじゃないのよ、別に」
かがみ「ちょっとね……つかさと大事な話してただけ」
こなた「ほうほう、つかさと」
つかさ「……」
765 名前:
こなた「じー…」
つかさ「ビクッ! ど、どうしたの、こなちゃん?」
こなた「つかさ、ちょっと失礼」
こなた「くんくんくんくん」
つかさ「ひゃっ!?こなちゃん??」
かがみ「ちょっと!あんたつかさになにやってるのよ?」
こなた「……これは臭うな」
770 名前:
こなた『自分じゃ気づいてないだろうがな、妙なオーラ発してんだよあんちゃん』
こなた『ああ… 見えるよ、病気のオーラだ』
つかさ「……えっ」
かがみ「ったく、あんたは、どうせまた何かのアニメに影響されて……」
こなた「ざんねーん、アニメじゃなくて漫画だよー!」
こなた「このところ少々、小池桂一のウルトラへヴンたる漫画にはまっておりまして」
つかさ「漫画?うるとらへぶん?」
773 名前:
こなた「近未来でねドラッグが合法化されてる世界が舞台なんだけど、みんな普通にバーとかに行ってお酒感覚でドラッグを楽しんでるの」
こなた「んでもって、そんな世界でも違法なドラッグがあって、主人公がそのドラッグ中毒者なんだよー、で、その主人公が………ペラペラ」
つかさ「……」
かがみ「ほんと好きよね、そーゆーの」
こなた「かがみとつかさにも今度かしたげるよ、ハマるとなかなか面白いよー?」
かがみ「気持ちだけいただいておくわ」
つかさ「……」
778 名前:
こなた「そうそう、さっきつかさに言ったセリフなんだけど、物語の中の売人が主人公に言ったセリフなんだー」
こなた「今日のつかさ、頭の寝癖っぷりといい眠そうな目元といい、どことなくだけど……」
こなた「ドラッグが抜けて黄昏てる時の主人公と雰囲気が似てたんだよねぇ、だから思わず、ね」
かがみ「子供か、おまえは」
つかさ「……」
780 名前:
こなた「おはよーみゆきさん」
つかさ「……ゆきちゃん、おはよ~」
みゆき「おはようございます、泉さん、つかささん」
こなた「いやー最近寒くなったねー、夜中シャツ一枚で過ごせないのが辛いよ」
つかさ「そ、そうだねぇ……私も風邪引かないようにしなきゃ……」
こなた「でも今日のつかさってもうすでに風邪引いてるって感じだねぇ」
つかさ「……ど、どういう?」ガタガタ
こなた「その震え方とか顔色とかさ、ちゃんと暖かいかっこして寝なきゃだめだよ?つかさ」
みゆき「風邪の初期症状かもしれませんね」
785 名前:
こなた「風邪と言えばもうインフルエンザの予防接種の季節だねぇ」
こなた「つかさはまた泣いちゃいそうだね、注射怖いー><とかいってさ」
つかさ「……え、えへへ…………そうだねぇ」
こなた「む?」
こなた「つかさ、どうしたのその血?」
つかさ「え?」
つかさ「……わっ!?」
つかさ「(しまった、昨日ポンプ打った場所から血がにじんでる……制服にしみが……ど、ど、どうしよう)」
790 名前:
みゆき「つかささん、もうインフルエンザの予防接種受けてきたんですか」
こなた「え、そうなのつかさ?もう受けてきたの?」
つかさ「え?……あっ、そう、そうだよぉ~」
みゆき「たまにありますよね、血が止まったと思って服を着たとたん血が滲んでしまう事って」
こなた「あるあるー、そんでほっといたら固まって茶色いカピカピになっちゃったりね~」
つかさ「そ、そうだよねー、帰って洗わなきゃー、えへへ~(た、助かったー)」
794 名前:
つかさ「(……はぁ、今日の授業……全然集中できなかったなぁ)」
つかさ「(それに、ちっとも疲れ取れないし)」
つかさ「(昨日から一睡もしてないんだから……当然だよね)」
つかさ「(……はぁ)」
つかさ「(お姉ちゃん絶対怪しんでる……昨日の事も……きっと)」
つかさ「(こなちゃんに言われたことも、いつもなら全然気にならないのに……)」
つかさ「(まさか……こなちゃんも気づいてる?……私がやってること……知っててわざとあんなこと言ったのかな?)」
800 名前:
つかさ「(そ、そんなわけないよね……絶対無いよ、友達を疑うのはやめよう)」
つかさ「(もっと楽しいこと考えなきゃ……そうだ、もうすぐホームルームも終わるし、そしたらだいちゃんのお店に行こう!)」
つかさ「(だいちゃんならその筋のプロだからきっと私の悩みもわかってくれる、相談できる!)」
かがみ「よっ!二人とも帰ろう~」
つかさ「……ひっ!お姉ちゃん」
こなた「ねーかがみん、私ゲマズ寄ってくけどかがみんも一緒に来ない?」
かがみ「……そうねぇ、私もちょうど欲しい小説あったし……いいわよ、行こっか!」
つかさ「……」
801 名前:
こなた「つかさはどうするー?いっしょに来るー?」
つかさ「……ごめん、私、今日いっしょに行けないや」
こなた「ほぇ? 何か用事でもあるの?珍しい」
つかさ「……ちょっとねー、えへへへ、、」
かがみ「つかさ、用事って何?」
810 名前:
つかさ「そ……それはぁ……その…………」
つかさ「と、友達の……家に」
かがみ「友達って誰?みゆき?……あんたが一人で家に遊びに行くような友達ってこなたとみゆき以外にいた?」
つかさ「……………ぅぅっ」
かがみ「そういえば今朝も聞こうと思ってたんだけど、あんた昨日の夜中n」
こなた「まーまー、おちつきなよかがみー、つかさがいなきゃ寂しいのもわかるけどいいかげん妹ばなれしなきゃ、ね?」
かがみ「そういう話をしてるんじゃないでしょ?」
こなた「つかさは大人の階段を上ろうとしてるんだよー、お姉ちゃんなら妹の成長を素直に応援してあげなよ?」
こなた「ねー?つかさ」
つかさ「ご、ごめん、お姉ちゃん、こなちゃん…………私、もう行かなきゃ!!」
かがみ「ちょっと待ちなさいつかさ!」
つかさ「ごめんなさいっ、、さようならっ」タタタタ……
818 名前:
私は後ろで呼び止めるお姉ちゃんを振り返らずに走りました。
お姉ちゃんの呼び止めを無視したことでいっそう疑われる事もわかっていました。
そんな行動が続けば、いつかこなちゃんも私を怪しい目で見るようになる、それも分かっています。
でも、そんな先の事を心配する余裕は今の私には無かった……あの重苦しい空気から一刻も早く抜け出したい
そしてだいちゃんのお店のシャブで脳髄の空腹をおもいっきり満たしたい……むしゃぶり喰いたい
その気持ちだけがただただ私を走らせていました。
826 名前:
身体はだるいし足はふらふら、頭もぼーっとするし、なんだかすごく喉が渇く……。
どうしてだいちゃんに貰ったガンゴロを学校に持ってこなかったんだろう?……炙りでもしたら少しは気分が晴れたのに。
空を見ても、まるでこの世の終わりのような黒い雲が覆っていて、まるで今の私を暗示しているよう。
きっと空も雲も太陽も、私のことなんて歓迎してないんだろうなぁ………………風も強くなってきた。
でも、だいちゃんのお店に行けば、だいちゃんのお店さえ行けば、きっと今より気は楽になる。
今は何も考えないで、だいちゃんのお店を目指そう、だいちゃんに助けてもらおう。
そう、それだけを信じて私は走りました。
『この世界で生きていこうと思ったら頭つかわないと』
あきちゃんの言葉が……一瞬頭をよぎりました。
832 名前:
小野「へぇ……そんなことがあったんだ、それは大変だったね」
つかさ「そうなのぉ、もう不安で不安で……どうなることかと思ったよぉ」
小野「でもまぁ、こうして良い勉強も出来たことだし、次からはあまり無茶はしないようにしなきゃね」
つかさ「うん、だからまたガンゴロ打って欲しいのぉ、お金ならあるから」
つかさ「お願い、少しだけでいいからぁ」
小野「だ、だめだよ、つかさちゃん」
つかさ「お願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願い」
小野「今はよくないって、さっき言ったばかりじゃないか…無茶しちゃだめだって」
つかさ「ぅぅ……だってしんどくてしんどくて」
849 名前:
小野「いいかいつかさちゃん、今回良く勉強してきたと思うんだけど、シャブって言うのは元気を貸してくれる銀行なんだよ」
つかさ「銀行?」
小野「そう、先に元気を貸してもらえる代わりに最後にはちゃんと元気を返さなきゃいけないんだ、銀行のルールと同じだね」
小野「でも銀行でお金を借りた場合は金利がつくでしょ?だから無茶してたくさん借りすぎると後で返すのが大変なんだ」
小野「つまりご利用は計画的にって事だね、今の説明でだいたい分かったかな?」
つかさ「ううっ……銀行でお金借りたこと無いから……よく分からないよ」
小野「……そ、そうか」
857 名前:
小野「つまりね、今つかさちゃんは銀行でお金を借りているんだ、でもそのお金をそろそろ返さなきゃいけない」
小野「なぜなら、早くしないとどんどん金利がたまって、借りた時よりたくさんのお金を銀行に返さなきゃいけなくなるからね」
小野「でも今のつかさちゃんは銀行に返すためのお金を自分で作らずに、別の銀行で借りようとしてるんだ」
小野「別の銀行で借りたお金を最初の銀行にもって行けば一応お金は返したことになるけど」
小野「今度は二回目に借りた銀行にお金を返さなきゃいけなくなるよね?それも前よりも大きな金額を」
つかさ「プシュー…」
小野「……つ、つかさちゃん?」
小野「(しまった、さっきの説明より分かり難かったか)」
865 名前:
小野「つまり、たまには休憩をして体力を回復させながら楽しみましょうって事、わかった?」
つかさ「でも、休憩したくても寝れないんだもん…………今までこんなこと無かったのに」
つかさ「いくらハードにキメても布団に入ったらぐっすり眠れたのに……」
小野「つかさちゃん、昨日何gくらい入れたの?」
つかさ「えっと……耳かき4杯分くらいだから……0.2gくらいかなぁ?」
小野「ええっ!? そんなに入れちゃったの??」
つかさ「それに、前にだいちゃんからもらったRUSHもいっしょにキメちゃったし……」
小野「……あ~ぁ」
872 名前:
小野「夜中にジャブ0.2g入れてそこにRUSHもプラスしたら……そりゃ寝れなくなるね」
つかさ「初めての子だったから……わくわくしちゃって……つい」
小野「わかった!じゃあ僕がつかさちゃんにいいものを紹介してあげよう」
つかさ「???」
小野「どこにしまったっけな?…………ん!あったあった」
小野「これだよつかさちゃん、見たことあるかな?」
つかさ「……カゼ薬?…………はじめて見たかも、なんていうお薬?」
小野「ハルシオン、睡眠薬だよ」
886 名前:
小野「シャブが好きな人ってけっこう夜眠れなくなる人が多いんだ、そういった人の必需品だね」
つかさ「へぇー、じゃあ今の私にぴったりだね~」
小野「そうだね、用法用量を守れば身体に優しい良い薬だよ、値段も安いしね」
つかさ「……いくらくらいするの?」
小野「そうだなぁ、つかさちゃんにはいつもお世話になってるから、1シート(10錠)3000円で売ってあげるよ」
つかさ「えっ?そんなに安くていいの?」
小野「もともと安いお薬だからね^^」
つかさ「わーい!だいちゃんありがとう!」
897 名前:
小野「あとはビタミン剤も飲んでぐっすり休んで、身体は大切にね」
つかさ「うん!今日は早く寝るよ~」
小野「昨日みたいに夜更かししたら駄目だよ?」
つかさ「うん、わかった! ……あ、そういえば、昨日夜更かししたおかげで新しい友達ができたんだよー」
小野「へぇ、それはよかったね、どんな感じの子?」
つかさ「ショートヘアで身長は私より少し小さいくらいの女の子なんだけど……すごくしっかりしてて」
つかさ「しゃべり方とか意地悪そうなんだけど……本当はとても優しくていい子なんだ~」
小野「そうなんだ、じゃあつかさちゃん昨日夜更かしして正解だったのかもね」
つかさ「あ、それからね」
つかさ「その子も私と同じでシャブやるんだってー」
0 件のコメント:
コメントを投稿